教員紹介

吉田 正明

よしだ まさあき

吉田 正明

比較言語文化 特任教授

研究分野 フランス語学・フランス文学

現在の研究テーマ

1.フランスにおける詩と音楽との関係についての研究。
2.シャンソンの歴史とシャンソン文化論。  
 以上の研究テーマを踏まえて,現在は科研の研究課題として,19 世紀中葉から 20 世紀初頭にかけてのシャン ソン作家の諸相及びシャンソンと文学との影響関係についての研究に従事している。それに関連して,モンマルト ルに開花した「シャ・ノワール」などの文芸キャバレーの実相と,シャンソニエと作家や詩人や芸術家たちの交流 と,そこから生まれてきた新たな文化・芸術についての研究を進めている。

研究から広がる未来と将来の進路

 最近の研究テーマである文芸シャンソンの成立過程や,当時活躍したシャンソニエの果たした役割を明らかにすることで,フランスにおいてシャンソンがどのように発展してきたかを多角的な視座から探求している。これにより日本におけるシャンソンの学術的研究の基盤を構築 することを目指している。

主要学術研究業績

1.キャバレーとシャンソン「シャ・ノワール」を中心にして,『シャンソン・フランセーズ研究』第8号(pp.63-84),2016 年,文芸キャ バレー「シャ・ノワール」で歌われたシャンソンの考察。
2.19 世紀パリにおけるキャバレーと新聞,『シャンソン・フランセーズ研究』第7号(pp.63-80),2015 年,19 世紀パリのキャバレー と新聞との関係の考察。 3.ベルエポックとシャンソン-カフェ・コンセールのスターたち,『広島大学フランス文学研究』31 号(pp.1-16),2011 年,ベルエポッ ク期のカフェ・コンセールで活躍したスター歌手たちの紹介とシャンソンを巡る時代背景の考察。
4.フランス詩と音楽-フランス・ルネサンス期の詩と音楽,『シャンソン・フランセーズ研究』第3号(pp.36-54),2011 年,ロンサー ルを中心にフランス・ルネサンス期の詩と音楽の関係を考察。
5.アラゴンとシャンソン,『シャンソン・フランセーズ研究』第2号(pp.1-20),2010 年,アラゴンの詩をシャンソン化したジャン・フェ ラとブラッサンスを取り上げ,原詩とその変容の様を検討。

所属学会と学会での活動

1.日本フランス語フランス文学会会員(1983 年 4 月~現在に至る)
2.日本音楽学会会員(2003 年 6 月~現在に至る)
3.シャンソン研究会代表(2005 年 4 月~現在に至る)毎年2回の研究会開催と年1回発行の研究誌『シャンソン・フランセーズ研究』 の編集に従事。

経歴

1986 年4月 広島大学文学部助手(1987 年3月迄)
1987 年4月 信州大学人文学部助手(1988 年3月迄)
1988 年4月 信州大学人文学部助教授(2007 年3月迄)
2007 年4月 信州大学人文学部准教授(呼称変更による,2008 年 12 月迄)
2008 年1月 信州大学人文学部教授(現在に至る)

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主にランボーを中心とした19世紀フランス詩の流れと特質、およびフランス詩法、そしてシャンソンの歴史に興味を持って研究している。

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青木村での懇談会

60周年記念ホームカミングデー

第13回シャンソン研究会開催

第12回ALCF開催

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