青木村でのひととき
2009年6月18日(木),人文学部が地域連携協定を結んでいる青木村でざっくばらんに意見交換するために,中嶋先生が運転する学用車に乗って, 渡邊学部長とともに保福寺峠を通って青木村の田沢温泉にある富士屋ホテルに行ってきました。途中狭隘な山道を通り,沓掛温泉まで迂回しつつ,田沢温泉に夕 方5時半過ぎに到着しました。
富士屋ホテルは自然豊かな山あいにある青木村随一のホテルとのことでした。写真に見られるように,小川のせせらぎをやや上っていったところに見えている3階建の趣のある古屋敷も旅籠屋だそうです。
人文学部からは,渡邉学部長,地域連携オフィスの室長である中嶋先生,そして私の3人でした。青木村からはあらためて再選された宮原毅村長をはじめ,子壇 嶺神社の宮司さんであると同時に青木村村議会議員の宮原満氏,青木村教育委員会教育係長の片田幸男氏,教育委員会事務局の本連携協定締結時に尽力された人 文学部英語学分野を卒業された上原博信氏など,5名の方々がわれわれを手厚く迎えてくれました。美味しい夕食とビールと生酒をこころゆくまで味わいまし た。肩肘はらずにざっくばらんに意見交換するという当初の目的は十分果たせたと思います。打ち解けた雰囲気の下,話題は,平成の大合併の話,調査研究につ いて,地域ブランド戦略について,ワインの話,はたまた教育論といったぐあいに多彩なトピックについて語り合った次第です。
宮原村長はほんとうにお人柄もよく,おおらかで,暖かい心の持ち主だという印象を強く持ちました。きっとこの連携は,これからますます深まっていくことだろうと確信しました。以下は上機嫌のうちに懇談会を終えたあとの写真です。
宴会の後,露天風呂にゆっくりと浸かって夜空を仰いでいると,なにやら流れ星のような光るオブジェが目の前を横切っていくではありませんか。そう, ホタルです。なんと,富士屋ホテルのそばを流れる川の周辺は野生のホタルの宝庫だったのです。生まれて初めて露天風呂に浸かりながらホテルを見ました。こ れには3人とも感激しました。露天風呂から上がってから,村長さんたちの案内で,近くの川縁であらためてホタルを見て帰ってきました。源氏より平家のほう が多いのだそうです。青木村の恵まれた自然を満喫いたしました。われわれを暖かく歓待してくださった宮原村長さんたちに心より感謝申し上げる次第です。