すぎの けんたろう
杉野 健太郎
英米言語文化 教授
教員 BLOG
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『ギャツビー100年』刊行
本日12月21日付で『ギャツビー100年』を刊行しました。『グレート・ギャツビー』(1925)の刊行100年を祝っての出版です。また、本日はF・スコット・フィッツジェラルド(1896-1940)の命日でもあります。
20世紀アメリカ小説のベストと見なされることもある小説であり、現代のわれわれにとっても意義深い名作です。今後も読み語り継がれるでしょう。ご興味があればご一読ください。
【目次】
はじめに――『グレート・ギャツビー』刊行100年 杉野健太郎
上岡伸雄 『グレート・ギャツビー』と三つの経済体制
宮本陽一郎 1925 ギャツビーの年
竹内康浩 ギャツビーの乗り物再訪
諏訪部浩一 ダブル・ヴィジョンの可能性――ニック・キャラウェイのナラティヴ/ジェンダー・ストラテジー
浅羽麗 ギャツビーの眩い笑み――『グレート・ギャツビー』の「大きな欠陥」と親密性
藤生真梨藻 『グレート・ギャツビー』におけるニックの「幼さ」と「メランコリー」
野間正二 『グレート・ギャツビー』と戦争PTSD――なぜギャツビーは「ザ・グレート」なのか
杉野健太郎 ニュー・ヒューマンとしてのギャツビー――『グレート・ギャツビー』における自己と世界と生の肯定