さわき もとえい
澤木 幹栄
教授
教員 BLOG
一覧を見ることばの歴史を知るのに役立ちそうなサイト
一つはBooks Ngram Viewerで、これは現在までの200年にわたって検索対象の語が英語の本の書名にどれだけ使われたか、その変遷を表示するものだ。たとえば、検索対象をgirl,woman,ladyとするとこれらの語が1800年から現在までどのように角逐を繰り広げてきたかがわかる。
もうひとつは、Google Insights for searchで、これは2004年から現在までのインターネットにおける検索語の出現頻度の変遷をやはり線グラフで表示するものだ。たとえば、「完食」という言葉が2008年を境に急増しているのがわかる。「民度」という言葉はある時期不自然なくらい鳴りをひそめていて、あるときに急に復活する。
どちらも、これだけに頼ると大きな間違いをしそうだが、ことばの使用の歴史について無視できない示唆を与えてくれる。