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さわき もとえい

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上伊那調査合宿

8月の29日から31日の3日間、伊那谷の駒ヶ根市、飯島町、松川町に学生諸君および国立国語研究所の大西拓一郎教授と言語調査をしてきました。

いわゆる言語地理学的調査というもので、いろいろな地点で同じものを表す方言語形を聞き出し、あとでそれを地図化するというものです。

言語地理学はもう学生時代からやっているのですが、40年近く昔と比べてすべてにおいて隔世の感を覚えます。

まず、移動ですが、昔はバスか自転車でした。今はバスが不便になったこともあり、車でどこにでも行きます。そして、方言を教えてくれる方の家は尋ね尋ね探したものなのに、今は車についているカーナビを使えば、その家のすぐ近くまで迷わず行くことができます。調査のあとで、地形や目標物を目印に地図に地点をプロットするのですが、大西さんがGPSを使った最新の道具でどこでも正確に位置を記録できるようにしているのに驚きました。

学生諸君が準備に始まるいろいろな過程を経ることで成長していくのをつぶさに見ることができて満足です。いろいろな手配をしてくださった教育委員会の方々や方言を教えてくださった方々には感謝です。沢山の方々に助けられて調査ができるのはいつも変らないことです。

得られた資料をもとにゼミでは言語地図を作成する予定です。どんなものができるか楽しみです。

なお、この合宿では後援会から補助をいただきました。

 

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