もりやま しんや
護山 真也
哲学・芸術論 教授
教員 BLOG
一覧を見る未来哲学のことなど
未来哲学
またもやブロブを更新しないまま１年以上が経ってしましました…。近況などを中心にメモを残しておきたいと思います。 最初に未来哲学のことから。「未来哲学」，なんじゃそりゃ？と思われる方も多いかもしれません。私も最初に聞いたときには，同じ気持ちでした。末木文美士先生の紹介で，この新しい哲学の運動に参画しています。私なりに理解するところでは，哲学のメインストリーム（そんなものがあるのか疑わしいわけですが，一般にそう思われているもの）から，ちょっと外れたところで地道に古典研究や実証研究を重ねてきた研究者たちが，メインストリームの人たちからはたぶんあまり出てこないだろう論点・視点から，哲学の未来形を語りだそう，というささやかながら，かなり大胆な企画です。グーグル検索で世界のあらゆる事象が読み込まれ，グーグル翻訳でさまざまな言語が翻訳可能になったとしても，まだまだ未開の哲学の鉱脈があるということ。翻訳不可能な哲学的タームを前にして，のたうちまわる知の快楽があるということ。そんなことを探求するフォーラムとして未来哲学研究所が創設されました（と私は勝手に思っております。） 創刊号に論考を寄稿しております。未来哲学の行方（未来）にご注目を。
意識の仏教哲学
台湾の国立政治大学でかつて行われたワークショップをもとにした書籍が刊行されました。 ダルマパーラの他心知に関する論考を書いております。編集のシデリッツ先生とやりとりしているうちに，最初の発表原稿とはまるで違う内容になっています。最終頁に印刷時のミスの箇所があります。