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研究

石井鶴三と上司小剣、鈴木三重吉、子母澤寛

『信州大学附属図書館研究』刊行

『信州大学附属図書館研究』表紙

『信州大学附属図書館研究』第4号が刊行されました(2015年1月31日発行)。 受贈資料である「石井鶴三関連資料」整理から明らかになった成果を、今年度も発表いたしました。 私のチームが担当しているのは、挿絵画家としての石井鶴三と、文学者・出版関係者との関係に関する、宛書簡です。

石井鶴三‐上司小剣

荒井真理亜さんには、「上司小剣『東京 第二部 労働篇』の出版とその後──信州大学所蔵石井鶴三関連資料から──」をご寄稿頂きました。今回は、小剣の代表作『東京 第二部』の出版前後の具体的な経緯を、鶴三宛書簡ほかさまざまな資料から、ていねいに検証して頂きました。

石井鶴三‐鈴木三重吉

髙野奈保さんには、漱石門下生にして『赤い鳥』を創刊した鈴木三重吉と石井鶴三の接点について、文化史的な広いコンテクストから論じたご論考をお寄せ頂きました。山本鼎をめぐる自由画教育運動との交点から、社会的な広がりと、同時に「純芸術」への志向がみえてくる様を、広い射程から論じて頂きました。

石井鶴三‐子母澤寛

私は、石井鶴三と子母澤寛(梅谷松太郎)の関係を、長いスパンから検証しました。『国定忠治』、『父子鷹』という時期の隔たった代表作に、挿絵画家として関わった石井鶴三との関係を検証しました。あわせて、『父子鷹』のゲラ刷りや同時代読者の受容なども、紹介しました。

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