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はやさか としひろ

早坂 俊廣

哲学・芸術論 教授

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五桂楼

「余 姚城から西南に20キロ、車で約1時間のところに、四明山の重鎮・梁弄鎮がある。ここは、浙東人民の抗日根拠地であり、また歴史文化の名鎮でもある。梁弄 街の近くの洞門里に、「楹書の富たること越中に甲たり」と称賛された五桂楼がある」(駱兆平著『書城瑣記』、上海古籍出版社、2000年)

前に書いたように、清代に作られたこの蔵書楼は、余姚から一山越えたところにある。山を越えたら、美しい四明湖が見えた。1950年代に作られた人造湖とのこと。

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これが、いまの五桂楼である。周りを民家に囲まれているので、非常に分かりづらい位置にある。一階は改修工事中だった。二階に書籍が収蔵されていた。

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貴重図書は、すべて浙江省図書館に移管されているとのことだった。私の目的は貴重図書を見ることではなかったので、地理的環境を確認できただけで満足だ。それにしても、あの山をどのように越えて、書籍はここに運ばれたのだろうか?

最後に、当日は閉館日であったにも関わらず、わざわざ開けてくださった余姚市文物管理局に感謝申し上げます。

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