人文学部からのお知らせ
人文学部大学院修了生、現ワルシャワ大学日本学科長が学長を表敬訪問しました
2025年9月8日(月)、大学間協定校であるポーランド国ワルシャワ大学の東洋学部日本学科長 イヴォナ・コルジンスカ・ナブロツカ(Iwona Kordzińska-Nawrocka)教授が、金井直人文学部長、渡邊秀夫名誉教授とともに中村宗一郎学長を表敬訪問されました。
この4月に大阪・関西万博ポーランド館の学術交流セミナーに信州大学が招待され、参加した日本の大学を代表して本学の中村学長がプレゼンテーションを行った際に司会を務めたのがコルジンスカ・ナブロツカ教授であり、その答礼を兼ねてのご訪問でした。
彼女は、かつて国費留学生として本学の大学院人文科学研究科(現:総合人文社会科学研究科)に入学、渡邊教授(現:名誉教授)の指導の下、『源氏物語』の研究で修士号を取得されました。それ以来、約30年の長きにわたって幾度も、外国人研究者として信州大学人文学部を訪れていらっしゃいます。
同氏の専門分野は平安朝文学ですが、ひろく日本文化全般の造詣が深く、中・東欧地域の日本学研究を代表する著名な学者です。と同時に、信州松本に魅せられ、かつ信大への母校愛に溢れたかけがえのない方でもあります。
今回は、ポーランド政府に採用された「『源氏物語』全巻の初のポーランド語訳」の国家プロジェクト推進のために、約1ヶ月間滞在される予定です。
この度のコルジンスカ・ナブロツカ教授の信州大学ご滞在により、プロジェクトの進展のみならず、ワルシャワ大学やポーランド国と信州大学との交流の更なる発展も期待されます。
写真左から、金井直人文学部長、中村宗一郎学長、ワルシャワ大学イヴォナ・コルジンスカ・ナブロツカ教授、渡邊秀夫名誉教授