人文学部からのお知らせ
アイスランド共和国大使が来訪!

外国語サロンに、北欧の別天地アイスランド共和国から在日大使
ステファン・ラウルス・ステファンスソン閣下
Hr. Stefán Lárus Stefánsson
が訪問されます。
6月15日(金曜日) 14時40〜16時10分(人文ホールにて)講演会
アイスランドは、財政破綻や火山の噴火で近年世界を賑わせたりしましたが、
松本市の人口とほぼ同じ数の国民を持つ、北大西洋の北極圏近くに浮かぶ
絶海の孤島です。
日本では最近『宇宙兄弟』が賑わっていますが、かつて、アポロ宇宙飛行士が訓練をする場所にアイスランドの氷河が選ばれたこともありました。
中世には、北欧で唯一、現地語で書かれた文献を数多く生み出した、文筆と口誦伝承の国でもあります。
信州大学松本キャンパス図書館は、若くして夭折した水野知昭人文学部教授の文庫を
保管していますが、故水野教授は、かつて日本を代表するアイスランド中世文学研究者でした。
中世アイスランドの文献には、北欧神話を信奉した人々の軌跡が記録されているのです。
また、在日アイスランド大使館開設以来、大使秘書として働いていらっしゃった
長谷川明子さんも信大を訪れます。
なんと、長谷川さんは、信州大学人文学部から国立アイスランド大学に留学した人でもあります。
そして、日本人として見事アイスランド大学を卒業し
在日アイスランド大使館職員として公務に就かれ、
現在は、商務文化担当官(Trade & Cultural Representative)となっておられます。
長谷川さんの信州大学人文学部来訪もまた、人文学部にとって名誉なことでもあります。
外国の大使が信州大学を訪れる非常に稀な機会ですので、是非、学生諸君に参加して貰いたいですね。