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ダンスワークショップ「Unlimited Dialogue  身体でおしゃべりしてみよう」

2019年7月23日~7月24日開催

2019年7月 5日更新

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イベント概要

信州大学人文学部芸術コミュニケーション分野では、部局推進プロジェクト「人文学的な学び合いの場を地域に創る」プログラムの一環として、振付家 アダム・ベンジャミンによるダンスワークショップを開催いたします彼は、身体障がいのある方とない方問わず、それぞれの身体や動きの特性を活か しながら、どのようにダンスを作っていくことができるかを 30 年近く研究しています。今回のワークショップ では、耳が聞こえる/聞こえない人、手話を使う/使わない人がそれぞれの感覚を開いていくことに焦点を当てて います。様々な場所でダンスを教えていらっしゃる方々にとっても新しい表現を学べる機会となるでしょう。多 様な人々の交流の中で、どのようなコミュニケーションが可能かを一緒に発見していきます。

※24 日は WS 終了後、15:00~16:00 に、アダム・ベンジャミンによる映像資料を交えたレクチャーを予定しています。

◆アダム=ベンジャミン(Adam Benjamin)プロフィール 1991年、身体障がいを持つダンサーと共に“CandoCo”ダンス・カンパニーを設立。共同芸術監督、Plymouth UniversityのTheatre and Performance部の講師を経て、現在、フリーランスの振付家&舞踊教育家。RussellMaliphant、伊藤キムなど多くのアーティスト達とのコラボレーションを行なう他、Scottish DanceTheatre, The Besht Tellers, A&BC Theatre Company, StopGap などのカンパニーへの振り付けも行なう。Wingate Scholar, a RayneFellow、ロンドンのThe placeのアソシエイト・アーティスト。著書に、障がいのある方々とない方々とのダンスの理論と実践書である“Making an Entrance” (Routledge 2001)がある。

※通訳:日英の通訳、及び、手話通訳がつきます。

※会場の松本市柔剣道場にはエレベーターがございません。サポートが必要な場合は学生 が 3Fまでご案内いたします。事前にご連絡をくださいますようお願い申し上げます。

※駐車場は、松本市柔剣道場付属の立体駐車場をご利用いただけます。

◆お申し込み方法 MAIL…kitamurawszemi@gmail.com FAX…0263-37‐2235

※お申込みの際は以下をお書き添えください。 MAIL:件名「ダンスワークショップ申込」 FAX :「信州大学人文学部総務係」宛て 件名「ダンスワークショップ申込」 ① お名前(ふりがな)② 年齢 ③ 電話番号 ④ 参加人数 ⑤ 参加する日程 ⑥ 障がいの有無とその詳細 ※締め切り 2019 年 7 月 22 日(月) 17:00 定員に達した場合は受付を締め切らせてい ただくことがございます。

◆リンク先URL https://kitamurawszemi.tumblr.com

制作指導:中山佐代(フリーランス制作) 企画・制作:北村明子(信州大学人文学部准教授) 芸術コミュニケーション特論Ⅴ受講生

協力:クリエイティブ・アート実行委員会     

後援:松本市

主催:信州大学人文学部

開催日 2019年7月23日~7月24日
時間 23日(火) 18:00~20:00、24 日(水) 13:30~15:00
会場 松本市柔剣道場・3F 剣道場 Mapをみる
参加対象者 参加対象:中学生以上 ろう者、難聴者、ダンサー、ダンス教師、小・中・高校等の先生、ダンスに興味の ある方、ダンス経験の有無は問いません。
参加料金 無料(要申込み)
参加者数及び内訳 約80名
イベント報告はこちら https://www.youtube.com/watch?v=lqgTwPMSQdc&feature=youtu.be

イベントレポート

イギリスの振付家 アダム・ベンジャミンを招聘し、ダンスワークショップを実施しました。参加者はバックグラウンドの異なる高校生、留学生から70歳以上の方まで、のべ80名以上。初日は、目を閉じ、触れ合い、自身の身体を委ね、他者の身体を聴く、など静かな対話を確認する様なプロセスからスタート。個々の身体の個性や動きの特性を丁寧に読み合い、身体同士のコミュニケーションをじっくりと見つめる時間となりました。2日目は初日のパートナリングワークを応用し、少人数から多数へと身体の繋がりが派生していく即興へと発展。会場全体が、多様な身体が共生する生き物の様にも感じられました。後半はアダム・ベンジャミン氏によるレクチャー。これまで氏が国内外行ってきた作品やワークショップの映像を交えつつ、1991年にスタートしたインクルーシブなダンス・カンパニー・カンドゥーコ(Candoco Dance Company)の活動を紹介。観客の障害を持つ人へのバリアが消え、作品と観客とダンサーが一つになる喜びと、あわせて現代におけるダンスの課題についてお話いただきました。

報告文書はこちらからご覧になれます→https://drive.google.com/open?id=1XRz21XybhEjBxasnRNSm90Z7uKv4Psdy

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