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レポート
【企画展】松本の街と映画館が学校だった――旧制松高/信大文理学部時代の熊井啓
2020年1月16日~2月16日開催
2020年1月 7日更新
イベント概要
物質的にはまったく恵まれなかったが、私たちの精神の領域は豊かで活気に満ちていた。
――熊井啓「嗚呼青春――旧制松本高校」
新制大学として信州大学が設立される前年の1948年(昭和23年)、後に世界的な映画監督となる熊井啓は、旧制松本高等学校に入学しました。熊井を含む最後の松高生となった者たちの多くはそのまま翌年から信州大学文理学部の学生として、松本市の街なかで青春を謳歌しました。本展は、おもに熊井啓記念館所蔵の資料をもとに、松高/信大文理学部があがたの森にあった時代に学生生活を送った熊井啓が主体的に取り組んだ映画サークル活動を中心にふり返り、松高生/信大生たちの街や市民とのかかわりから、現代における「学び合いの場」としての街なかの可能性を考えます。
本企画展は、令和元年度信州大学部局推進プロジェクト「人文学的な学び合いの場を地域に創る」のもと、信州大学人文学部主催で行われます。
チラシのダウンロード(2M)はこちらから。
企画|飯岡詩朗(信州大学人文学部・映画研究)
主催|信州大学人文学部
後援|松本市、安曇野市教育委員会
協力|熊井啓記念館、旧制高等学校記念館
企画・展示協力|蒲原みつみ
広報・展示デザイン|岡田和奈佳
[展示構成]
1 少年・熊井啓と松本の街
2 松高生/信大生・熊井啓と映画サークル
3 松高生/信大生が見た映画
4 松高生/信大生・熊井啓と演劇部
5 助監督・熊井啓と昭和30年代の日本映画界
6 「学び合いの場」を街なかに――熊井啓と旧制松高校舎保存運動
[関連企画]
第183回サロンあがたの森
「1930年生まれの映画監督たち――旧制松高/信大文理学部時代の熊井啓と世界のシネフィリア」
話題提供|飯岡詩朗(信州大学人文学部・映画研究)
日時|2月15日(土)13:30-15:30
会場}あがたの森文化会館本館1-5(県3-1-1)
参加費|200円(お茶・資料代として)
主催|サロンあがたの森実行委員会 共催|旧制高等学校記念館・記念館友の会
トークイベントを開催予定です。詳細は信州大学人文学部公式サイト内「イベント」ページ(https://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/arts/event/)にてお知らせします。
開催日 | 2020年1月16日~2月16日 |
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時間 | 午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで) |
会場 | 旧制高等学校記念館・1階ギャラリー(松本市県3-1-1) Mapをみる |
参加対象者 | どなたでも,学生,卒業生,教職員 |
参加料金 | 無料(旧制高等学校記念館2・3階常設展示は通常観覧料) |