第34回シャンソン研究会報告
2019年11月30日(土),信州大学人文学部において第34回シャンソン研究会を開催しました。発表者は以下の4名の方々です。
1)高岡優希(大阪大学非常勤講師) 題目:移民の子としてのサルヴァトール・アダモ 司会:鈴木球子(信州大学助教) 2)米金孝雄(駒沢女子大学教授) 題目:日本におけるシャンソン・フランセーズの社会学的考察②-シャンソンクラスでのアンケート調査より- 司会:吉田正明(信州大学教授) 3)寺本成彦(東北大学教授) 題目:クリストフ・オノレの映画『美しいひと』における歌の機能-物語の動因としての歌詞をめぐって- 司会:青柳りさ(金沢美術工芸大学教授) 4)ハルオ 題目:アイドルと芸術家-L’idole des jeunes ou la vie d’artiste 司会:村田京子(大阪府立大学教授)
今回は特別企画として研究会後の懇親会において,発表者の米金孝雄先生のシャンソンと有名なフルーティストである奥様の山形由美さんのフルートによるデュエットコンサートを催しました。米金先生の美声と,奥様の素晴らしいフルート演奏に一同魅了された次第です。
懇親会はお二人の素敵なコンサートの余韻が残る中,和やかな雰囲気のもと,当方セレクションの自然派ワインとヴァン・ルージュのオードヴルのハーモニーを楽しみながら和気あいあいと話に花を咲かせました。今回も仏文の学生さんたちと鈴木球子先生にはたいへんお世話になりました。参加者も35名と,例年よりも多くの方々に来場いただきました。