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大学院シンポジウム

IMG_0516.JPGIMG_0517.JPG9月26日(金)、2025年度の前期大学院シンポジウムが開かれました。

これは大学院で学ぶ学生の研究の成果を発表する場で、学生、教員はもとより、一般市民誰でも参加できるシンポジウムです。

この日発表された研究テーマは6つ。 「太陽光発電事業の社会的受容性ー長野県内自治体の応答に見る『推進』と『規制』の複雑性」といったこれからの脱炭素時代に向けた社会的な問題を扱ったものから「抗議の神義論における神の全能性問題」といったいかにも人文学部的なテーマまで様々です。

その中で、ワタシは興味を持った「旧制松本高等学校『校友会雑誌』の研究~短歌からみる松高生」の発表に参加してみました。

発表者は社会人大学生の森いづみさん。 現在、長野県立図書館に勤務されています。 森さんが松高に興味を持ったのは、以前信大の図書館職員として働いていた時、たまたま松高100年記念祭に携わったのがきっかけだそうです。

大正9年に創刊された「校友会雑誌」の中に掲載されている短歌からその時代時代の松高生の姿を浮き彫りにしていきます。

当時のエリートとして全国から集まった松高生。 「校友会雑誌」の草創期は自然や旅行などを題材にした短歌が多く、時代とともに自己を見つめる内省的な短歌。 さらに戦争の足音とともに忠君愛国を賛美する短歌など松高生が日々何を思い、どう生きてきたかをうかがい知ることができます。

森さんはまとめで「幼い頃から受けてきた万世一系的な教育と、松高で学んだ科学的な考え方の間で矛盾を感じ苦しんだ様がよく分かる」と話していました。

何十年ぶりで教室に入り机に座って発表を聴いたワタシは、はじめ話の展開が早すぎてついて行けなかったのと、ホワイトボードに映し出されたプロジェクターの文字が小さくて読めなかった(前から4列目に座ってましたが)のに苦労しました・・・・

この大学院シンポジウム、毎年前期と後期の2回開かれていて誰でも参加自由ですので、ご興味を持たれた方は是非参加してみて下さい。

                                      【事務局:ふ】

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