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北杜夫『憂行日記』

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「松高・信大 寮歌祭」に参加する同窓生の多くは50代以上である。若い人の参加を期待しているのだが、今は「春寂寥」を知らない学生の方が圧倒的に多いのだという。思誠寮生ですら聞いたこともないのだそうだ。

では北杜夫の名前を出して周知を図ったらどうかという意見が出たが、「北杜夫を知っている人はどれほどいるの?」という声も聞こえてきた。「降る雪や明治は遠くなりにけり」という草田男の句があるが、今は「戦後は遠くなりにけり」だ。

かく言う私も、旧制高等学校記念館の企画展「北杜夫『憂行日記』をたどる~作品と昆虫標本に見る信州の自然~」を見に行くまでは、北杜夫が終戦直前に松高に入学していたことなど、とんと忘れていた。『どくとるマンボウ青春期』をもう一度読み直してみよう。

記念館の企画展は5月6日まで開催されるとのこと。春めいてきましたので、あがたの森まで足を延ばしてみてはどうでしょうか。

                                 【会長:鈴木崇夫】

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