昨日21日に松本地区の合同卒業式がキッセイ文化ホールで挙行されました。式には保護者もホールに入れない学生だけの卒業式でしたが、式終了後には人文ホールで祝賀会が開かれました。

何人かの卒業生にお話を聞くことができましたが、皆さん入学時の辛さを口にしていました。そう、多く卒業生が新型コロナの流行り始めたころに入学したのです。リモート授業で友達もできず、思い描いていた大学生活とのギャップに苦しんだことを話してくれました。

でも学部に上がるころからは対面授業も始まり、サークル活動にも参加。充実した学生生活となったようです。

早坂学部長の言葉によれば「人類史上初めての大学生活」ではありましたが、その苦しみの中で内省された人間力、コロナ束縛から解放されたことで知った対人関係の貴重さ、育まれた友情、これらは学問以上に彼らを成長させてくれたのではないかと感じました。みんないい笑顔で祝賀会を楽しみ、別れを惜しんでいました。

就職する人、進学する人、道は違っても、松本での学びと級友を大切にして、素敵な人生にしていってほしいと願ってやみません。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【会長：鈴木崇夫】