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『つくられたエミシ』

今回は同窓生の著書を紹介しましょう。

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「大和政権が東北地域のまつろわぬ人びととして征討した『エミシ』。しかし彼らは真に異民族として実在したのか。考古学や文献史学、民俗学、言語学等の手法を駆使し、隠された真相に迫る。」

著者 松本 建速
ジャンル 考古学 > 入門書 考古学 > 古墳・歴史時代
シリーズ 市民の考古学 15
出版年月日 2018/08/15   202ページ

(以上同成社HP http://www.douseisha.co.jp/book/b372612.htmlより)

同成社発行の『つくられたエミシ』(1900円+税)です。本書は1981年入学で比較文化論を専攻した松本建速さん(東海大学文学部教授)の著書です。日本史の教科書にも出てくる坂上田村麻呂。平安時代に征夷大将軍として東北平定に貢献したことで知られていますが、松本さんは土器の分布状況から田村麻呂の「蝦夷征伐」はなかったと断言。教科書を書き直さなければならない説で、学会では異端視されているようです。実は、松本さんには先日の東京同窓会で初めてお会いしました。「20年後には私の説が定説になる」と力説されていた姿を見て、少し前のものですが紹介したくなりました。普通の書店には置いてないようですから、注文購入して松本説を検証してみましょう。

【会長:鈴木崇夫】

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