大学院総合理工学研究科農学専攻の田島尚さんと農学部農学生命科学科森林・環境共生学コースの高澤隆仁さんが令和2年度日本造園学会中部支部大会で最優秀学生発表賞と優秀学生発表賞を受賞
2020年11月8日にオンライン開催された令和2年度日本造園学会中部支部大会の研究発表において、緑地生態学研究室の田島尚さん(修士2年)が「最優秀学生発表賞」を、同研究室の高澤隆仁さん(学部4年)が「優秀学生発表賞」を受賞しました。この賞は研究成果が特に優秀であると認められた発表に授与されるものです。
田島さんの発表では、これまで明らかにされてこなかった草原環境での蛾類群集の環境指標生物としての有用性が、豊富なデータから裏付けられたことが高く評価されました。また、高澤さんの発表では、全国的に絶滅の恐れが高まっている希少な水生植物から構成される群落の動態について、上伊那地方の水路や小河川における10年間の変化を明らかにし、今後の保全策についての提案を行った点が評価されました。
受賞演題は以下のとおりです。
「霧ヶ峰高原における草原性蛾類の生息現状および環境指標性」
〇田島 尚1・大窪久美子2
(1信州大学大学院総合理工学研究科農学専攻環境共生学分野2年, 2信州大学学術研究院農学系)
「長野県上伊那地域の水路網における水生植物の分布の経年変化と現状」
〇高澤隆仁1・大窪久美子2
(1信州大学農学部農学生命科学科森林・環境共生学コース4年, 2 信州大学学術研究院農学系)