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大学院総合理工学研究科農学専攻2年の林悠介さんが第10回中部森林学会大会において中部森林学会学生発表奨励賞を受賞

研究

受賞した林悠介さん
受賞した林悠介さん

2020年12月6日にオンラインで開催された第10回中部森林学会大会において、森林計測・計画学研究室の林悠介さん(修士課程2年)が「中部森林学会学生発表奨励賞」を受賞しました。

この賞は、森林計画分野の未来を担う学生の研究発表に対する意識と技術の向上を目的として設立されており、優れた発表を行った学生発表者に対して授与されるものです。

本研究では、小型ドローンで取得したデータに対してディープラーニングを適用することで、針葉樹の樹冠形状を単木ごとに再現できるだけではなく、樹種を自動的に分類できるようになりました。この技術によって、これまで多大な時間と労力を割いて取得していた森林資源量を入林することなく空から自動把握することが可能になります。さらに、このアルゴリズムは害虫被害木の検出や造林木の抽出など森林をフィールドとした多くの課題への応用が期待できます。

今回の受賞は、研究内容の新規性と重要性が最も高く評価されました。

受賞演題は以下のとおりです。

「ディープラーニングを用いた針葉樹の単木樹冠および樹種同時推定」

〇林悠介1,加藤正人2,中村良介3

1信州大学大学院総合理工学研究科,2信州大学先鋭領域融合研究群山岳科学研究拠点,3産業技術総合研究所人工知能研究センター)

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