Facebook

大学院総合理工学研究科農学専攻2年の稲垣翔さんが 第59回(公社)日本地すべり学会研究発表会で若手優秀発表賞を受賞

研究

受賞した稲垣さん
受賞した稲垣さん

2020年9月16日にオンラインで開催された日本地すべり学会第59回研究発表会(山梨大会)において,流域保全学研究室の稲垣翔さん(修士課程2年)が「若手優秀発表賞」を受賞しました。

この賞は,若手会員に対する研究奨励の一環として,研究発表会において優れた発表を行った若手会員に対して授与されるものです。

本研究は,近年頻発する大規模地震に着目し,地震発生後の時間経過に伴う斜面の安定性の回復状況を定量的に把握することを目的として実施したものです。

今回の受賞は,地震による斜面の不安定化は主として土質強度(特に,粘着力)の低下によるものであり,その影響期間は地盤条件や作用する加速度により大きく変化することになるものの,2018年に発生した北海道胆振東部地震の影響は3ヶ月間にわたって継続し,その後6ヶ月間程度経過すると地震前の状態にまで回復するようになる事実を指摘した点が評価されました。

受賞演題は以下のとおりです。

「火山地域で発生した大規模地震後の時間経過が崩壊発生限界雨量に及ぼす影響」

○稲垣翔¹,平松晋也²

(1信州大学大学院総合理工学研究科農学専攻,2信州大学学術研究院農学系)

« 前の記事へ

お知らせ一覧にもどる

次の記事へ »

a