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【交換留学】【オーストラリア】小さな一歩、大きな世界

動物資源生命科学コース 塚越 まさ実さん
留学期間:2017年7月 ~ 2018年6月
留学先:オーストラリア カーティン大学

留学先大学について:

 カーティン大学は西オーストラリア州、パース市内の中心部からバスで30分程の所に位置しています。アジアを中心に世界各国の学生が集まり、国際色豊かな大学です。キャンパスは広大で、最初の頃は一時も地図アプリが手放せませんでした。どこまでも続く青空の下、芝生が広がり、ビーズクッションやハンモックが置かれ、のびのびとした雰囲気でとても気持ちが良いです。卓球台やテーブルフットボールなど、小さな遊び道具が点在しています。授業の合間に、友達とよく息抜きをしました。

学習面について:

 交換留学生の授業履修については、原則としてコースに縛られることなく、自由に受講することができます。自分の専門分野のみならず、興味のあることを学ぶことができます。

1学期間に3~4つの科目を履修します。通常は、大人数での講義を主とするレクチャー、ディスカッションを中心とするチュートリアル・ワークショップ、実験を行うラボラトリ―、実習を行うフィールドワークなどの中から、2~3つの形態を組み合わせて行われます。科目数自体は少ないのですが、内容は濃く、毎日予習復習に追われる状態でした。

各科目において、学期を通じて3~4つの課題/試験が課されます。1つ1つのウェイトが大きいため、どれもおろそかにすることができず、計画的に取り組まねばなりません。分からないことは先生に進んで質問し、アドバイスをいただきながら何とか乗り切りました。小さなことでも適切な助言をいただくことができ、ありがたかったです。早め早めに自分の分からないことや考えをはっきりさせて、積極的に聞きに行く姿勢が大切だと感じました。課題・試験期間中は本当に大変で、図書館にはコーヒーやエナジードリンクを持った学生があふれ、寮の各部屋には遅くまで電気がついていました。私も24時間開館の図書館に引きこもり、寮のリビングにハウスメイトと居座ってお互いに励まし合いながら、必死に勉強しました。

生活について:

 一年間大学の寮に住みました。個室には勉強机やベッド、キャビネット、クローゼット等が完備されています。キッチンやシャワー、トイレは6~8人で共有します。学期中はフリーミール、ツアー、ワークショップなど様々なイベントが頻繁に開催され、他棟の人とも知り合うことができました。寮のコモンルームにはビリヤードなどのゲームがあり、DVDやボードゲーム、Wiiなども無料で借りることができます。スーパーマーケットを含むショッピングセンターが徒歩圏内にあるため、非常に便利でした。オフィスは午後十時まで開いており、セキュリティーの人も巡回しているため、夜でも安心感がありました。

食事は自炊制のため、朝晩を寮で、昼はキャンパス内のカフェやフードトラックで食べていました。日本と比べ物価が高く、1食1,000円程かかりますが、移民国家であるオーストラリアらしくバラエティーに富んだ料理が味わえるため、毎日の昼食が忙しい中での楽しみでした。

留学で得たこと:

 一言では言い表せないほど多くのものを得ること、学ぶことができました。

最も大きなものは、"人との出会い"です。日本とは離れた環境の中で、様々なバックグラウンドを持つ人と出会い、様々な価値観や考え方を持つ人と出会い、様々な夢を持って頑張る人々に出会いました。彼らとの出会いは大変刺激的で、視野が広がり、将来の選択肢が増えました。日本においても、多くのことを学び、多くの人と出会うことができますが、今回の留学なしでは出会えなかっただろう人々の出会いは、自分にとって何物にも代えがたい宝物となりました。      

また、留学前は本当に自分がオーストラリアの大学でやっていけるのだろうかという不安もありましたが、無事1年を乗り越えたことで自信がつきました。


後輩へのアドバイス、信州大学へのメッセージ等

 あっという間の一年間でした。大変なことや辛いこともありましたが、それ以上に本当に充実した日々でした。ほんの少しでも留学に興味があれば、まずは情報収集を始めてください。大学生の今だからこそできることがきっとあります。

グローバル教育推進センターの皆様、農学部グローバルデスクの中村様を初め、今回の留学を支えてくださった皆様に心より感謝しております。ありがとうございました。

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