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【研究留学】【タイ】タイでの研究生活を通して磨いた国際感覚

総合理工学研究科 農学専攻 有村 美紗さん
留学期間:2017年 6月 ~ 2017年 10月
留学先:タイ チュラロンコン大学

留学先大学について

 大規模な総合大学で、学生の人数が多く、敷地面積も広大でした。学生のレベルは高く、ほとんどの人が英語を話すことができるので、英語を母国語としないタイでも十分に英語を勉強することができると思います。また、大学内には、寮、食堂、図書館、ジムなどの施設が整っており、便利な無料の学内バスを使って行くことができます。さらに、大学はバンコクの中心地にあり、タイ最大の駅が最寄り駅なので、非常に便利でした。

学習面について

 博士課程の学生の指導のもと、骨粗鬆症に関する研究をしました。この研究は、今まで勉強したことがない分野で、新たな実験方法や知識を得ることができました。実験は失敗の連続で、良い結果を出すことはできませんでしたが、先生や学生と試行錯誤を繰り返す中で、英語でディスカッションをすることの難しさを痛感しました。日常会話とは異なり、専門用語が多くて意思疎通が大変でしたが、3か月間こなせたことは自信につながりました。

生活について

 平日は毎日、土日は実験があれば大学に行っていました。一方、休日は研究室のメンバーやルームメイトと一緒に旅行したり、ご飯を食べに行ったりして楽しく過ごしていました。バンコクは東京のように栄えており、生活面で困ることはほとんどなかったです。しかし、衛生面や安全面では日本より劣るので、できるだけ清潔そうな食べ物を選ぶ、夜遅くに一人で出歩かないことは徹底していました。

留学で得たこと

 海外で研究をすることで、自らの意思をしっかり持つことや積極性が身に付き、国際的な観点から幅広く物事を考えられるようになりました。また、大学内だけでなく大学外でもコミュニティを広げることを目標にしていたので、多種多様な生き方をしている人たちに出会い、時間をかけて将来を考え直すことができました。さらに、この留学中に世界を知るにつれて、世界で働くことに魅力を感じるようになりました。

後輩へのアドバイス

 私自身、英語が得意という訳ではなく、文化や価値観の違い、言語の問題など多くの苦労を経験しましたが、まずは現地に馴染むところからはじめ、一つ一つ乗り越え最後までやり遂げることができ、学生時代で最も記憶に残る日々になりました。私は留学で大切なのは、語学力よりもやる気や熱意だと思います。留学は学生時代だからこそできる貴重な経験なので、もし悩んでいるのであれば、ぜひ挑戦してほしいと思います。

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