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【終了しました】【全館配信】知の森昼どきセミナー 9/27(水)

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9月27日(水)「知の森 昼どきセミナー」の講師は、附属図書館長であり人文学部教授の渡邉匡一先生でした。
現在、中央図書館で展示中の「山の日記念特別展"ヨーロッパ近代登山と日本 書物で繙く登山の歴史①"」の展示資料の解説とともにお話いただきました。

信州大学は「小谷コレクション」という、小谷隆一氏から寄贈された約8000点の貴重な山岳関係の資料を所蔵しています。
このコレクションを通して、近代登山の確立と展開を知ることが出来ます。
今回は全5回のうちの第1回目で、ヨーロッパで産声を上げた近代登山が日本に広がっていくまでの話です。

無題.jpg<その内容について>

ヨーロッパでは魔物の棲家として忌避されてきた山ですが、中世の時代が終わり、自然科学の発展や大航海時代の「未知への探究心」が近代登山へとつながっていきます。

登山者の多くは学者で、研究目的で登山が始まったようです。学者たちはアルプスを制覇し、ヒマラヤへと探求の登山は続いていきます。その時の貴重な研究報告も展示されています。やがて対象が日本へと移っていきます。海外の学者たちに日本を紹介したガイドブックも展示されていて、日本で有名なウエストンも参考にしていた様子が資料から伺えます。そして日本の山々が西洋に広く知られていくという経緯を分かりやすく教えてくださいました。

ここまでが第1回の内容です。第2回の開催時期は未定ですが、日本での近代登山の展開へと講義は進んでいくそうです。
楽しみですね。

セミナー資料は「信州大学機関リポジトリ」よりダウンロードができます。


      以下、開催のお知らせです。


      図書館では次のとおり、「知の森昼どきセミナー」を開催します。

        日時 : 9月27日(水) 12:20~12:50
        講師 : 渡邉 匡一先生(信州大学学術情報担当副学長/ 附属図書館長/人文学部教授)
        テーマ:「ヨーロッパ近代登山と日本 書物で繙く登山の歴史①」
        場所 :中央図書館1階 自由学習スペース

昼どきセミナー(第18回渡邉先生).jpg*「知の森昼どきセミナー」は、授業とは一味違う先生の話が聞ける企画です。 

 ・研究の内容や楽しさについて・先生の学生時代のこと
 ・学生に伝えたいメッセージ

などさまざまなテーマで、月1回昼休みの図書館でお届けします。
よく知っている先生の意外な一面や、普段なかなか接することがない他学部の先生の話を聞くチャンスですので、ぜひご参加ください。

*全キャンパスでTV配信します!
(教育学部図書館、工学部図書館、農学部図書館、繊維学部図書館)

*事前申込不要 *昼食持込可(中央図書館、農学部図書館)

【お問い合わせ】
  信州大学中央図書館カウンター(Tel:0263-37-2172)
  TV配信については各図書館へお問い合わせください。