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疾患班案内

疾患班のご案内

信州大学医学部 運動機能学教室には上肢班下肢班脊椎班 腫瘍班リウマチ班スポーツ整形外科 小児整形外科の疾患班がございます。

運動機能学教室スタッフ

初期臨床研修医0~1名 社会人大学院生12名 医員5名
助教7名(含む特定雇用助教、診療助教、リハビリテーション部助教)
講師3名(吉村康夫:前列向かって右から4番目、 高橋淳:前列向かって右から3番目、羽二生久夫:右上)
准教授1名(内山茂晴:前列左から4番目)
教授1名(加藤博之:前列中央)

上肢班

写真:上肢班

スタッフ
【常勤】
加藤博之 運動機能学教室 教授
内山茂晴 運動機能学教室 准教授
林 正徳 運動機能学教室 助教
植村一貴 リハビリテーション部医員・大学院生
松葉友幸 診療助教(国内留学中)
小松雅俊 医員・大学院生
岩川紘子 医員・大学院生
【非常勤】
畑 幸彦 特任教授、非常勤講師
伊坪敏郎 特任研究員

上肢とはどこの部位でしょうか?
腕を支えている肩甲骨、鎖骨から上腕、手指までをいいます。ヒトの手はきわめて精巧に作られており、ものを持つ、つまむ、指で示す、たたく、など 機械では再現困難な動作をいとも簡単に行うことができます。手を使うためには手を目的の場所に移動させることが必要です。肩、肘、手首を使って手を目的の場所まで移動させるのです。これらのどこかが障害されると 普段 何気なく行っている動作が簡単にはできなくなり、不便な生活を余儀なくされます。

私たちは、頚部、肩甲体部から手指に至るまでの部位の疾患、外傷を請け負っております。
上肢の障害はヒトの日常生活のみならず仕事、スポーツに与える影響はきわめて大きく、当事者にとってきわめて不利な状況に陥ります。機能的でかつ美容的な上肢を取り戻すのが私たちの使命です。私たちが日常診療で心がけていることは、常に新しい事実を見いだし、それをよりよい治療方法の開発に結びつけていくことです。そのためには、患者さんをよく診察し、多面的な評価を行うことを常としております。

上肢外科班で治療する頻度の多い疾患は以下の通りですが、勿論これら以外の疾患や外傷治療も積極的に行っております。

  • 肩腱板断裂に対する小皮切腱板修復術(mini-open cuff repair)
  • 反復性肩関節脱臼に対する制動術
  • 肩/肘/手関節の障害に対する関節鏡手術
  • 腕神経叢麻痺、肘部管症候群に対する神経移行
  • 野球肘や上腕骨小頭離断性骨軟骨炎に対する再建手術
  • 手根管症候群に対する鏡視下手根管開放術(ECTR)
  • 関節リウマチによる上肢障害に対する再建術や人工関節置換術
  • 手指屈筋腱、伸筋腱断裂に対する滑膜内、滑膜外腱移植術
  • 前骨間神経麻痺と後骨間神経麻痺
  • 加齢による変形性手関節症・指関節症に対する関節形成術
  • 重度外傷・骨軟部腫瘍切除後の組織欠損対する遊離組織移植
  • 橈骨遠位端骨折を代表とする脆弱性骨折に伴う骨粗鬆症治療
  • 上腕骨骨折後の内反肘変形に対する矯正骨切り術

*印の疾患の詳しい治療紹介はこちら

臨床研究は上記の疾患に対して 積極的に推進しており、質の高い情報を日本国内のみにとどまらず世界に発信し貢献しております。

基礎研究は、神経挫滅後の神経回復、ステロイド注射と屈筋腱—腱鞘間摩擦の関連、腱断裂の治癒促進、手指MP関節のキネマティクス。
医学生教育、研修医教育は 今後の日本の医療を担う若者たちを育てるという意味できわめて重要です。社会的な啓蒙活動も活発に行っております。

下肢班

写真:下肢班

スタッフ
天正恵治 運動機能学教室 助教
下平浩揮 診療助教
赤岡裕介 医員
高梨誠司 リハビリテーション部医員
齋藤直人 バイオメディカル研究所 所長・教授
縄田昌司 委託講師

下肢の外科班は、股関節、膝関節、足関節、足部等下肢の病気や怪我に対して治療を行っています。扱う疾患は様々で、高齢の方の変性疾患からスポーツマンの外傷などの疾患を幅広く担当しています。
当疾患班では複数の専門医師によるグループでの治療を特徴としています。3~4人の下肢専門医師と2~3人の若手医師でチームを組んで治療に当たります。
手術方針に関しては詳細な診察・検査を行い下肢グループ内と整形外科全体での2回のカンファレンスを通じてその患者さんに合った適切な治療を選択します。また、大学病院の特徴を生かして術後の大きな合併症に対しては各科と連携し迅速に対応・治療致します。
手術後も定期的にX線や血液検査を行い、それを複数の医者がチェックし、看護師・作業療法士と共に定期的にカンファレンスを行っています。

下肢専門外来は火曜日と金曜日におこなっています。紹介状が無い方も診察させて頂きますが、その際には多少お待ちいただく事がありますのでご了承ください。
また、セカンドオピニオンも常時受け付けておりますので希望のある方は予約の上受診して下さい。(紹介状は必須ではありませんが前医の紹介状や資料があると詳しい話が可能になります)

下肢班の詳しい治療紹介はこちら

脊椎班

写真:脊椎班

スタッフ
高橋 淳 講師
倉石修吾 診療助教
清水政幸 特定雇用助教
池上章太 診療助教
二木俊匡 診療助教
上原将志  医員・大学院生
大場悠己 医員・大学院生

[日本脊椎脊髄病学会 平成24年度クルニカル・フェローシップ研修施設]に認定されました。

5人の脊椎脊髄外科指導医を含む7人のスタッフが、頭蓋・頸椎移行部、頸椎、胸椎、腰椎、骨盤に至る脊椎疾患、脊椎脊髄腫瘍、脊椎外傷、側弯症、後弯症を含む脊柱変形を広く治療しています。

対象疾患は頸椎では関節リウマチ、血液透析に伴う破壊性頚椎疾患、頚椎椎間板ヘルニア、頸部神経根症、頸椎症性脊髄症、靱帯骨化症、脊髄腫瘍、胸椎では靱帯骨化症、転移性脊椎腫瘍、骨粗鬆症性椎体偽関節、脊髄腫瘍、側弯症、後弯症、腰椎では腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、脊椎分離症、脊椎すべり症、馬尾腫瘍、側弯症、後弯症、多数回手術後の再手術などです。
さらに頸椎椎弓根スクリュー固定、環軸関節固定、側弯症の胸椎椎弓根スクリュー刺入、先天性脊柱変形の骨切りなどにコンピュ-タ支援手術(ナビゲーションによる手術)を1997年から行っています。教室で考案したMulti-level Registration (Takahashi J, et al. Spine 2010)により、安全性と低侵襲性が可能となっています。脊椎骨折、脊髄損傷などの外傷患者の受け入れも積極的に行っております。術中脊髄モニタリング、自己血輸血、重症患者の術後ICU(集中治療室)管理など安全面でも万全を尽くしています。
また、長野県全域の関連病院と連携し、治療を行っています。


[日本脊椎脊髄病学会 平成24年度クルニカル・フェローシップ研修施設]に認定されました。

5人の脊椎脊髄外科指導医を含む7人のスタッフが、頭蓋・頸椎移行部、頸椎、胸椎、腰椎、骨盤に至る脊椎疾患、脊椎脊髄腫瘍、脊椎外傷、側弯症、後弯症を含む脊柱変形を広く治療しています。

対象疾患は頸椎では関節リウマチ、血液透析に伴う破壊性頚椎疾患、頚椎椎間板ヘルニア、頸部神経根症、頸椎症性脊髄症、靱帯骨化症、脊髄腫瘍、胸椎では靱帯骨化症、転移性脊椎腫瘍、骨粗鬆症性椎体偽関節、脊髄腫瘍、側弯症、後弯症、腰椎では腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、脊椎分離症、脊椎すべり症、馬尾腫瘍、側弯症、後弯症、多数回手術後の再手術などです。

さらに頸椎椎弓根スクリュー固定、環軸関節固定、側弯症の胸椎椎弓根スクリュー刺入、先天性脊柱変形の骨切りなどにコンピュ-タ支援手術(ナビゲーションによる手術)を1997年から行っています。教室で考案したMulti-level Registration (Takahashi J, et al. Spine 2010)により、安全性と低侵襲性が可能となっています。2011年の1年間の脊椎手術件数は246件、そのうちナビゲーション手術は年間66件で、全手術の27%に及びます。脊椎骨折、脊髄損傷などの外傷患者の受け入れも積極的に行っております。術中脊髄モニタリング、自己血輸血、重症患者の術後ICU(集中治療室)管理など安全面でも万全を尽くしています。

また、長野県全域の関連病院と連携し、治療を行っています。

腫瘍班

写真:腫瘍班

スタッフ
吉村康夫 附属病院リハビリテーション部講師
青木 薫 附属病院リハビリテーション部助教
鬼頭宗久 医員(国内留学中)
岡本正則 診療助教
鈴木周一郎 医員
田中厚誌 医員
髙沢 彰 医員
礒部研一 委嘱講師

外来(初診、再診):月曜日午前、木曜日午後、金曜日午前・午後
手術:火曜日

整形外科で取り扱う腫瘍は四肢、体幹の骨や筋肉、皮下組織、末梢神経、血管などに生じる腫瘍です。骨に発生した腫瘍は骨腫瘍、筋、皮下組織、末梢神経、血管に発生した腫瘍は軟部腫瘍といいます。骨腫瘍、軟部腫瘍にはある場所にとどまって大きくなるだけの良性腫瘍と、治療が必要な悪性腫瘍があります。また厳密には腫瘍の中に入りませんが、若年者の骨にしばしば見られる孤立性骨嚢腫、線維性骨異形成なども腫瘍類似疾患として腫瘍班で診療しています。内臓の癌が骨や筋肉に転移した転移性の骨軟部腫瘍の診療も行っています。骨軟部腫瘍は良性の場合、経過観察や保存療法が可能なものもありますが、悪性(肉腫)では基本的には手術治療が必要になります。また、悪性のものでは転移を生じることがあり、抗がん剤治療や放射線療法が併用して行われることがあります。

信州大学整形外科骨軟部腫瘍班は現在5人のスタッフで診療しており、初診時に可能なものは針生検(針で患部の一部を切り取って、顕微鏡などで調べる検査)を行い、早期に的確な診断を行って治療に結びつけるよう心がけています。2011年には良性骨腫瘍21例、悪性骨腫瘍7例、良性軟部腫瘍54例、悪性軟部腫瘍22例に対して手術治療を行ないました(切開生検を除く)。悪性腫瘍に対する抗がん剤治療は13例に対して行いました。特に悪性腫瘍に対してはさまざまな治療法や手術手技・再建法を取り入れて可能な限り患肢温存に努めております。

病状については時間をかけてわかりやすく説明するよう心がけており、その上で患者さんとよく相談して治療方針を決めることとし、安心して診療を受けていただけるよう努力しております。

リウマチ班

写真:リウマチ班

加藤博之 整形外科 科長
吉村康夫 リハビリテーション部 副部長
中村幸男 整形外科 助教

当院は日本リウマチ学会の教育認定施設(県内は7施設)となっております。

整形外科のリウマチ外来は,当院のリウマチ・膠原病内科、リハビリテーション部、丸の内病院リウマチ科と連携し、最新の治療を行っております。特に、関節リウマチによる重度の頸椎変形、手指の変形による機能障害、手指の変形による美容的障害、人工肘関節、人工股・膝関節、足部の変形などの手術を積極的に行っています。

また生物学的製剤による薬物治療も積極的に行っております。リハビリテーション部と連携して、装具作成、生活指導、術後リハビリテーションを行っております。

スポーツ整形外科

主に火曜日は膝を中心とした下肢のスポーツ外来を、木曜日には肩や肘を中心とした上肢のスポーツ外来を行っています。スポーツに起因する外傷・障害の治療はもとより、障害予防のための運動療法やメディカルチェックなどを行っています。

当院では、最先端の手術的治療はもとより、医師と理学療法士が協力して保存治療もしくは手術前後のリハビリテーションにも力をいれて行っております。単に外傷に対する治療を行うのみではなく、予防やスポーツ復帰を含めてトータルにスポーツ障害を捉えて診療を行っています。

【投球障害】
投球障害とは一般的に投球による肩や肘の障害をひとくくりにしたものであり、原因や程度は様々です。また投球動作は足から体幹を通り、手に至る全身運動です。そのため肩や肘の痛みはその部位だけに起因するものではありません。当院では医師と理学療法士が協力し、投球フォームや全身の筋肉や関節の使い方のチェックを行います。また必要に応じてMRIや関節造影などの検査も行います。

個々の障害に対して、フォームの改善や筋力訓練、関節可動域訓練などの保存治療を行います。手術治療に至る症例は一部であり、その場合も手術前後の十分なケアが必要です。

野球肩の診察場面(メディカルチェック)

写真:野球肩の診察場面
医師がメディカルチェックを行い、理学療法士と話し合いを行います。

写真:野球肩の診察場面
理学療法士が実際に、ストレッチやマッサージ、動作指導などを行います。

小児整形外科

加藤博之教授、礒部研一助手、中村恒一助手

外来は毎週月曜午前中です。多い疾患は、先天性の手肘の障害、先天性股関節脱臼(臼蓋形成不全、開排制限も含む)、筋性斜頸、下肢痛(成長痛)、小児軟部腫瘍などです。先天性の手肘の障害(母指多指症、合指症、母指形成不全、絞扼輪症候群、橈尺骨癒合症など)に対しては上肢班と協力して多くの手術治療を行っています。
また、当院で出産された新生児の健診も行っています。
重症例や乳幼児での入院治療の必要な場合など、長野県立こども病院と連携をとって治療をおこなっております。

写真:合指症(ごうししょう)

合指症(ごうししょう)

「合指症」とは、生まれつき指と指が癒合している病気です。
信州大学運動機能学教室・小児整形外科では、癒合した指を分離する手術を行っています。

図:強剛母指(きょうごうぼし)

強剛母指(きょうごうぼし)

乳児のころから母指の第一関節がまがったままで伸びない状態です。

写真と図:強剛母指(きょうごうぼし)

治療方法

小学生低学年までに自然に経過することも多いです。装具治療を行うこともあります。小学生低学年で自然治癒が認められない場合、腱鞘を切開する手術を行うこともあります。

写真:母指多指症(ぼしたししょう)

母指多指症(ぼしたししょう)

生まれつき母指がふたつあります。手術により正常にちかい外観と機能を持った母指をつくります。手術時期は8か月~1歳です。

写真:母指多指症(ぼしたししょう)

母指多指症の手術

写真:橈尺骨癒合症(とうしゃくこつゆごうしょう)

橈尺骨癒合症(とうしゃくこつゆごうしょう)

生まれつき前腕の骨(橈骨と尺骨)が癒合しており、手のひらが上を向かなかったり、下をむきづらくなり「ちょうだい」「洗顔」「箸の使用」がぎこちなくなります。
5歳頃に骨切り術などの手術を行うと、日常生活で手がつかいやすくなります。

研修・入局案内

後期研修は、上肢(肩~手指)、下肢(股~足指)、脊椎、骨軟部腫瘍の4つの専門分野別に手術数年間1000例(救急外傷180例)の治療を通じて国際的レベルで鍛えられます。

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