後期研修(専門研修プログラム)

信州大学整形外科後期研修

(整形外科専門研修プログラムに対応)

信州大学整形外科の後期研修期間は入局後10年間(医師12年目)です。この間、大学や関連病院にて1年もしくは2年ごとの研修を行うことで、多くの施設にて幅広く研修可能です。 2018年よりスタートした新専門医制度に対応しており、入局して初めの1年3カ月間は基幹病院である信州大学整形外科で研修を行い(脊椎外科3カ月、上肢外科3カ月、下肢外科3カ月、骨軟部腫瘍3カ月、小児または救急3カ月)、入局2年目以降は専門研修プログラムの連携病院にて新専門医制度に対応した整形外科各分野の診断、治療、手術などの臨床力を養います。4年間の専門研修プログラム修了後(医師6年目)に、整形外科専門医取得となります。専門医取得後は関連病院での研修継続や、大学院進学(基礎研究、臨床研究)・学位取得、大学の各臨床班でのスペシャリティー研修を行うなど、多岐にわたります。また国内外留学も可能です。 入局後10年間(医師12年目)の信州大学整形外科後期研修が修了した後は、大学病院のスタッフ、関連病院の指導医、開業、留学など各自の希望と適正に合わせて進路の選択が可能です。

新専門医制度による信州大学整形外科専門医研修プログラムについて

2018年よりスタートした新専門医制度は4年間で専門医を取得するプログラムとなっております。
大学病院を基幹病院として研修するプログラム(Ⅰ型)と市中病院を基幹病院として研修するプログラム(Ⅱ型)があります(図1)。信州大学整形外科は前者のプログラムとなります。Ⅱ型は長野県内では長野松代総合病院研修プログラムと北アルプス医療センターあづみ病院研修プログラムがあります。Ⅱ型には連携病院として大学病院が含まれることが条件となっており、信州大学整形外科もこの2つのプログラムにも連携病院として入っております。

図1 研修プログラム概略図(クリックで拡大)

信州大学整形外科を基幹病院とするプログラムでは、図2に示す病院が連携病院となっております。入局1年目は大学で研修し、2年目からはこれらの連携病院で研修を積みます。専門医試験を受ける条件として、図3に示すように月に1単位、合計45単位(4年目の12月まで)の研修履歴が必要です。小児、腫瘍、リハビリ、関節リウマチ、スポーツなどの特殊な分野は信州大学整形外科で研修可能です。もちろん、これらの分野の研修が可能な連携病院も複数ありますので、4年間にこれらの単位を取得することには問題はありません。1名の指導医が指導可能な後期研修医は3名までですが、信州大学整形外科の関連病院の多くは指導医が3~5名おりますので、心配ありません。尚、単位に加えて必要とされる手術件数は160例以上で、術者としての経験すべき手術件数は80例以上です。また術者として経験すべき疾患は日本整形外科学会のホームページ内の専門研修カリキュラム内に示されています。

図2 信州大学整形外科連携病院(クリックで拡大)
図3 専門医試験受験の必要条件(クリックで拡大)

信州大学整形外科専門研修プログラムの研修内容の概要、詳細については下記ファイルをご参照下さい。

専門研修プログラム応募登録方法(入局応募方法)

毎年8~9月頃より日本整形外科のホームページ内にて全国の研修プログラムが公開となります。
研修したいプログラムへの応募登録は10~11月頃になります。ホームページより応募登録を行って下さい。また、それと並行して信州大学整形外科医局宛に以下の書類を郵送またはメールで送って下さい。選考は面接で行います。信州大学整形外科プログラムの定員は10名となっており、基本的には先着順となります。
採用されると、翌年4月より信州大学整形外科に入局となり、専門研修プログラムも開始となります。

入局応募に必要な書類

  1. 申請書
  2. 履歴書
  3. 医師免許証(コピー)
  4. 医師臨床研修修了証明書または臨床研修修了見込証明書(コピー)
  5. 健康診断書(後日でも可)