研修医の声

安川紗香Dr

私は長野市出身で群馬大学を卒業し、こもろ医療センターでの初期研修を経て、2019年度に信州大学整形外科に入局いたしました。入局の理由についてですが、小学生の頃から剣道を嗜んでおり、筋骨格系に興味をもち整形外科を志すようになった、、、というのは嘘で、正直「なんとなく流れで」という言葉が一番当てはまるかと思います。当初は内科や精神科などを考えていたのですが、初期研修の時に周りの方々から放たれる「きっと整形外科医になるんだろう感」に抗いきれず流れに押されて入局を決めました。最初は「なんとなく」で入局した整形外科ですが、素晴らしい先生方に囲まれ、毎日楽しく過ごしています。あのとき「なんとなく流れで」選んだ自分、good job!と思っています。私のように「なんとなく」信大整形を選んでくれる方も、既に明確な目標があって選んでくれる方も大歓迎ですし、きっと後悔はさせません。いつかみなさんと一緒に働ける日を楽しみにしています。また信大整形は女性医師が多く、ここ数年はほぼ毎年入局しています。年に1度女性医師で集まり、近況報告をしたり仕事やプライベートでの相談をしたりできる会があります。女性医師のみなさん、是非一緒に働き、語り合いましょう!お待ちしております!

整形外科女子会にて(安川Dr:後列中央)

小田切優也Dr

2019年度信州大学整形外科に入局しました小田切優也です。
私にとって整形外科は、小・中・高・大学と野球漬けの日々で怪我も多かったため身近な存在でした。整形外科医として働きたいと考えるようになったのは高校生のときに手術をしてもらったことがきっかけで、元々から野球やスポーツに携わる仕事をしたいと思っていたこともあり、「スポーツ=整形外科」という状態で医師をやるなら整形外科でと短絡的に決まりました。
これだけであれば「どこの整形外科でもいい」となってしまうので、なぜ信州大学の整形に決めたのか、なぜお勧めするのか、たくさんありますが一番影響を受けた点をいくつか書きたいと思います。1つはウェルカムな医局の雰囲気です。

私は信州大学出身ではないので信州大学の医局に入るにあたって少し不安がありました。でも実際には様々な大学出身の先生がいらっしゃり、出身については全く心配する必要がありません。もう1つは信大の研修プログラムです。信大では最初の1年3ヶ月で上肢,下肢、脊椎、腫瘍、小児、外傷などなど整形外科に必要な領域をもれなく研修することができます。また働き始めて最初の3ヶ月は1つ上の先輩がいるので色々と相談しやすいのも強みと思います。入局前にこの話を聞いて信大の整形に決めましたが、実際に働いてみてこれらを実感しています。仕事のことしか書いていませんが、プライベートの時間もしっかり確保できるので安心です。
是非一度見学に来てみてください。そして一緒に働けるのを楽しみにしています。

山口浩平Dr

私は、篠ノ井総合病院での2年間の研修を終え、2020年度信州大学整形外科に入局して1年目の山口と申します。
初期研修医の皆さんは、専攻科選択という人生の決断に迫られ非常に悩みながら日々の研修を送っている方も多いと思います。私もその一人でした。父が他科であったこともあり、自分が整形外科になると決めたのは初期研修2年目の秋でした。
初期研修医の期間で自分の責任下で行えることは非常に限られていると思います。そのため、私は自分の諸先輩方がどんな気持ちで診療にあたっているか、どんな充実した日々を送っているか、未来の自分がどうなっていたいか、それらのことに着目して科を選択しました。また、整形外科の先生は、口を揃えて言う言葉があります。「整形外科は楽しいよ。」そんな言葉に惹かれて私はこの科を選びました。
皆さんにとって、整形外科は国試では、取り扱われる問題数が少ないがためだけに、マイナーとよばれる狭い分野に映ってしまっているかもしれません。私が整形を選んで一番感じているのは、その分野の奥深さ、できる(学ぶべき)ことの多さ、広さです。
私は現在、信州大学整形外科の腫瘍班で研修をさせていただいています。腫瘍を切除する手術の際には、取り残しがないことや、術操作による播種を避けることが大切です。そのため、切除範囲が広域になることもあります。その上で如何に運動機能を保つか、切除部位の再建を行うかという精密さも必要となってきます。どこからアプローチすればいいのか、何を残せばいいのか、術前の組み立てを話し合うのはもちろんのこと、術中のアクシデントに対応する柔軟な思考も欠かせません。未熟な私は、今はまだ、諸先輩方の様な議論を交わせませんが、手術を設計し、施行する先生方は格好良く、なにより、熱いです。
情熱を持って、診療にあたれる整形外科だからこそ、楽しいと感じるのだと私は思います。
一人でも多くの先生が整形外科を選択し、ともに働けることを私も楽しみにしています。

中井亜美Dr

こんにちは、2020年度に入局して1年目の中井亜美です。山形大学出身で、初期研修は安曇野赤十字病院で2年間研修しました。私は生まれも育ちも山形県で一度も県外に出たことがなく、初期研修を機会に長野県へやってきました。もともと整形外科に興味があり、初期研修中に手術や外来を経験させていただいた折に信大整形外科医局の先生方にお世話になり、そのまま信州大学に入局いたしました。
医局見学の際も出身大学や出身地を問わないとても良い雰囲気であったため、他大出身の私でも臆せず入局を決めることができました。私の同期も信州大学以外の出身がほとんどでした。
また、数こそ少ないですが、毎年のように女性医師が入局しているということも決め手の一つでした。整形外科全体ではまだまだ男性医師が多く、女性だと選びにくいイメージがあると思いますが、当医局では先達の方々がいるため、なにかと相談しやすく女性でも働きやすい環境です。実際に入局してまだ3か月程度ですが、疑問があればすぐに上級医の先生方に相談できますし、手術や外来など充実した研修生活を送っています。
百聞は一見に如かず、整形外科や信州大学に少しでも興味がある方は是非一度見学に来てください。

谷川悠介Dr

私は高知大学を卒業し、長野市民病院での2年間の初期研修を修了後、2020年度より信州大学整形外科に入局しました。小学校の頃からサッカーを続けてきたこともあり、運動器に興味を持っていたことと、自分自身怪我が多く、いくつもの骨折で整形外科領域に身をもって触れてきたことから医学部に入学したときから整形外科という選択肢は常に上位にありました。整形外科以外の診療科も興味を引かれるものが多く、入局する診療科を決める際は非常に悩みました。最終的には医学部を目指すきっかけとなった整形外科を選ぶことになり、現在に至ります。現在(2020年6月)は脊椎班の研修中です。綿密な計画を練って臨む予定手術から、外傷や頚椎症性脊髄症、腰部脊柱管狭窄の急性増悪に対して行う緊急手術など多種多様な手術症例を日々経験することができています。そのような数々の症例をまとめて行う臨床研究にも積極的に参加させて頂けることも信州大学整形外科の魅力だと感じます。臨床も研究も自分の興味のある分野で今後の医師としての人生を歩んでいければと思います。整形外科領域に興味がある方、是非信大整形外科への見学をお勧めします。そして、整形外科の道を共に歩み切磋琢磨できる日が来ることを願っています。

川上拡Dr

2020年度信州大学整形外科に入局しました川上拡です。私は松本深志高校出身で新潟大学を卒業後、長野市民病院で2年間研修し、生まれ故郷の松本へ帰ってきました。趣味は野球と登山です。この原稿を書いている現在、まだ入局してほんの2ヶ月が経過したところで何をするにも上の先生方に相談してなんとかやっている様な感じです。聞いたこと以上に教えてもられる、そんな恵まれた環境で勉強できていると日々実感しています。私が信州大学整形外科への入局を決めた理由についてお話しします。頭より体を動かしたい私はまず外科系に絞りました。目に見えないものは苦手なのです。そして何より手術がしたかったということがあります。他のいくつかの外科系と悩んでいた私が整形外科にした理由としては、圧倒的に手術件数が多いこと、整形外科は分野が多岐に渡り様々な手術があること、歳をとり手術ができなくなっても整形外科として働けること、そして治療により患者さんのQOLを直接的に向上させることができることなどがあります。他にも色々ありますが、悩みに悩んだ結果、最終的な決め手は飲み会が楽しかったことです。一緒に飲んで楽しい人とは、一緒に働くのも楽しいのではないでしょうか。信州大学整形外科に興味のある方は気軽に1度見学にいらしてください。そして飲み会をしましょう。きっと楽しいはずです。