GakuNin RDMに関するFAQ(よくある質問)
- 誰が利用できますか?
- GoogleドライブやDropboxなど他のクラウドストレージと何が違うのですか?
- どうすれば利用できますか?
- 費用はかかりますか?
- プロジェクトとは何ですか?
- プロジェクトやコンポーネントにメンバーを追加するにはどうすればよいですか?
- メンバーごとに異なる権限を与えることはできますか?
- 登録できるファイルの容量に制限はありますか?
- どのような外部ストレージが使用できますか?
誰が利用できますか?
- 信州大学の業務IDをお持ちの教職員
- 信州大学の学籍番号をお持ちの学生
GoogleドライブやDropboxなど他のクラウドストレージと何が違うのですか?
- GakuNin RDMは、NII(国立情報学研究所)が運用するサービスで、同所がデータ保全やセキュリティの保持を責任を持って行っています。
- 各種研究用のソフトウェアと連携できます。現在はソースコードリポジトリ(GitHub、GitLab)、文献管理ツール、図表共有サービス、データ解析プラットフォーム、ワークフローエンジン等に対応しています。
- タイムスタンプを用いた証跡管理機能により、ファイルが改ざんされていないことを証明することができます。
どうすれば利用できますか?
- GakuNin RDMにアクセスし、「信州大学」を[選択]してログインします。ACSUの認証画面が表示されたら、業務IDまたは学籍番号でログインします。
- 【初回のみ】利用規約への同意、メールアドレスの登録、プロフィールの編集を行います。(プロフィールは随時変更可能)
- 研究データを保存する「プロジェクト」を作成して、研究データを登録します。
プロジェクトは複数作ることができます。また、他の研究者(GakuNin RDMユーザ)をプロジェクトのメンバーに加えることで、データを共有することができます。 - 「メンバー」メニューで[追加]ボタンをクリックし、追加したい人の名前を検索します。ヒットしたら[+]ボタンで追加できます。なお、メールアドレスでは検索できません。
- ヒットしない場合は、GakuNin RDM内での氏名表記が異なっているか、GakuNin RDMに未登録の可能性があります。検索窓の下にある[メールで新規メンバーを招待する]をクリックして、相手の氏名とメールアドレスを入力してください。登録済みの場合は、相手のアカウントが表示されますので、[+]ボタンで追加できます。
- 読込み:ファイルやWikiを見ることができます。追加・削除やWiki編集はできません。
- 読込み/書込み:ファイルの閲覧や追加・削除、Wikiの閲覧や編集ができます。
- 管理者:読込み/書込みの権限に加え、メンバーの追加・削除や権限変更、プロジェクト自体の削除が可能です。管理者は1つのプロジェクト・コンポーネントに複数置くことも可能です。
- 他の外部クラウドストレージを接続し、GakuNin RDMのストレージとして使用することが可能です。各プロジェクト画面の「アドオン」画面から、使用したいサービスの「有効にする」を選択してください。各サービスで権限を認可する必要がある場合があります。
- 各大学において標準ストレージを拡張することができます。信州大学においては現在検討中ですので、決まり次第お知らせいたします。
- Googleドライブ
他のファイルも含め、1人あたり100GBまでご利用いただけます。 - Microsoft OneDrive
他のファイルも含め、1人あたり5TBまでご利用いただけます。対象者の範囲や認証方法がGoogleとは異なりますので、詳しくは総合情報センターウェブサイト内の「Microsoft包括契約」の項目をご覧ください。
費用はかかりますか?
利用者個人に費用をご負担いただくことはありません。ただし、外部ストレージ(後述)を接続する場合、外部ストレージにかかる費用は各自でご負担ください。
現在は、サービス自体は無料で、拡張ストレージは各機関が負担することとなっています。サービス自体が有料化された場合でも、その場合の費用は大学が機関として負担しますので、利用者個人に何らかの請求を行うことはありません。
プロジェクトとは何ですか?
GakuNin RDMにおいて、データを管理する際のもっとも大きい単位です。ラボ単位で作成したり、実験単位、論文単位など、目的に応じていくつでも作成することができます。
プロジェクトの中には、ファイルをフォルダ分けして保存したり、「コンポーネント」と呼ばれるサブプロジェクトを作ったりできます。また、プロジェクトを作成した本人以外に、メンバーを招待してファイルを共有したり、メンバー間の情報共有のためのWikiを利用したりできます。
プロジェクトやコンポーネントにメンバーを追加するにはどうすればよいですか?
メンバーごとに異なる権限を与えることはできますか?
プロジェクトやコンポーネントの管理者は、各メンバーの権限を変更することができます。メンバーリストの各メンバーの名前の横に権限欄がありますので、そちらを変更して[権限を変更]をクリックしてください。
権限は3種類あります。
プロジェクトに登録できるファイルの容量に制限はありますか?
ファイルの容量は、標準ストレージ(NII Storage)では、1人あたり100GBまでです。ただし、外部ストレージを接続することで、追加の容量を利用することができます。
各ユーザの標準ストレージの消費容量は、次のように計算されます。
ユーザの消費容量 = ユーザが作成したプロジェクト の ファイル容量 の 合計
ここでいう「ユーザが作成したプロジェクト」は、現在そのプロジェクトの管理者かどうかは関係なく、そのユーザが作成して現在も存在するプロジェクトを指します。複数プロジェクトを作成していれば、そのすべての合計になります。
そして、プロジェクトにあるファイルは、どのユーザが登録したかに関係なく、すべてプロジェクトを作成したユーザの消費容量としてカウントされます。逆に、他のユーザが作成したプロジェクトにいくらファイルを登録していても、自分が1つもプロジェクトを作成していなければ、自分の消費容量はゼロとなります。(図 左側...プロジェクトを作成したのはAさんですので、プロジェクト内のデータの合計90GBは、すべてAさんの消費量にカウントされます。右側...プロジェクトを作成したのはBさんですので、プロジェクト内のデータの合計90GBは、すべてBさんの消費量にカウントされます。Cさんの作成したコンポーネントがありますが、消費量の計算においては、プロジェクトの作成者のみが関係します。)
1プロジェクトの作成者は1名のみですので、1プロジェクトの容量上限は、外部ストレージを使用しない場合、多くても100GBということになります。同じユーザが他にもプロジェクトを作成していれば、上限はそれよりも少なくなります。
ストレージの拡大については、2とおりの方法で行うことができます。
このような仕組みのため、例えば研究室の学生の研究データを管理するという場合、指導教員がプロジェクトを作成するのではなく、学生が各自のプロジェクトを作成し、指導教員を招待する(さらには管理者にする)といった利用方法がおすすめです。教員が管理者になっていれば、学生が研究室を離れた後でも、引き続き教員がデータを管理することができ、その場合でもプロジェクト作成者は学生なので、教員の容量は消費されません。
なお、個々のファイルのサイズについては、標準ストレージでは1ファイルあたり5GB未満、その他の外部ストレージでは、それぞれのサービスの制約に従います。
どのような外部ストレージが使用できますか?
信州大学のアカウントをお持ちの方は、以下のストレージが使用可能です。
その他、GakuNin RDMで対応しているクラウドストレージは、GakuNin RDMサポートサイトにて紹介されており、個人で契約してご利用いただくことは可能です。ただし信州大学としてサポートするものではありませんので、ご了承の上でご利用ください。