No.31 答辞(1949年3月15日 長野工業専門学校卒業式)
2022.06.28
[ 寄贈資料 ]
とうじ卒業生資料 (長野工業専門学校卒) 作者:鈴木 健(第四回生卒業総代) 資料の年代:1949(昭和24)年3月13日作成 品質形状:和紙(740mmx425mm) 答辞 工学部の前身校である長野工業専門学校卒業式での卒業生答辞の原稿です。 罫線と下書きを鉛筆で、その上から筆墨で書いてあります。 答辞のなかで、戦後教育改革の中での度重なる学校存続の危機を乗り越えたこと、大学昇格を展望して付属機関の民生科学研究所を開所したこと、当時の信州総合大学へ向けた努力がわかる貴重な資料です。また、記念祭の仮装行列や演劇では、学生たちが青春を謳歌したことも伺えます。感謝と期待が込められた力強い作品です。 卒業生総代の鈴木氏は、終戦後の復員学徒の措置により、海軍兵学校を卒業後、昭和21年5月に電気通信科に入学し、卒業後は逓信省電気通信局に勤務しました。 鈴木健様は、2022年5月にご逝去されました。ここに謹んで哀悼の意を表します。