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母親の血中およびさい帯血水銀濃度と出生児の性別との関連について:子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)

2024年10月15日 [プレスリリース]

エコチル調査甲信ユニットセンター(信州大学)教授の野見山らの研究チームは、エコチル調査の約4千人のデータを対象として、胎児期の水銀濃度と子どもの性別との関連について解析しました。その結果、妊娠中の母親血中水銀濃度と子どもの性別に関連は見られませんでした。その一方、男児においては、さい帯血中水銀濃度が高い傾向がありました。
本研究の成果は、2024年8月9日付でElsevierから刊行される学術誌『Reproductive Toxicology』に掲載されました。
※本研究の内容は、すべて著者の意見であり、環境省及び国立環境研究所の見解ではありません。


【研究のポイント】
・妊娠中の母親血中水銀濃度と子どもの性別に関連は見られませんでした。
・男児においては、さい帯血中水銀濃度が高い傾向がありました。


【論文情報】
〈雑誌〉Reproductive Toxicology
〈題名〉Prenatal mercury exposure and the secondary sex ratio: The Japan Environment and Children's Study
〈著者〉長谷川航平、稲葉雄二、當房浩一、柴崎拓実、岩井美幸、山崎新、上島通浩、塚原照臣、野見山哲生、JECSグループ
〈DOI〉 10.1016/j.reprotox.2024.108685


【詳細】
プレスリリース(PDF:0.3MB)


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