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スポーツ医科学教室の赤羽弘泰さんが第30回日本心臓リハビリテーション学会学術集会で優秀賞を受賞しました
2024年08月20日 [受賞]
信州大学大学院 総合医理工学研究科(博士課程)3年、スポーツ医科学教室の赤羽弘泰さんらの研究発表が、2024年7月14日(日)に神戸国際会議場で開催された第30回日本心臓リハビリテーション学会学術集会において、昨年に続き2年連続で優秀賞を受賞しました。
心疾患患者では、運動開始時の心拍応答が低下していますが、それが彼らの体力低下の一因と考えられています。しかし、心疾患患者の運動開始時の心拍応答が運動トレーニングによって改善するのか、その改善と体力・心機能とが連動するのかは不明でした。
そこで、今回、赤羽さんらは、スポーツ医科学教室が開発した心電図モニター付き携帯型カロリー計を用いて、心疾患患者に対して6か月間のインターバル速歩トレーニングの介入を行い、その前後で運動開始時の心拍応答を測定しました。その結果、トレーニング後には運動開始時の心拍応答が改善すること、そして、それは体力向上や心機能改善と連動することが明らかとなり、学会から高く評価されました。
受賞演題
「インターバル速歩トレーニングによる自発運動開始時の心拍応答促進と運動耐容能・心機能改善の関連」