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医学科3年生の稲田咲耶さんが、第124回日本外科学会定期学術集会で優秀演題賞(医学生の発表)を受賞しました!

2024年05月16日 [受賞]

指導教員の増田先生と
指導教員の増田先生と

右から、副島教授、稲田さん、増田准教授
右から、副島教授、稲田さん、増田准教授

発表の様子
発表の様子

 令和6年4月18日~20日にAICHI SKY EXPOにて開催された第124回日本外科学会定期学術集会において、医学科3年の稲田 咲耶さんが、優秀演題賞を受賞しました。
 演題は、「アンケート調査をもとにした臓器提供意思表示への影響要因の検討」です。稲田さんは、外科学教室消化器・移植・小児外科学分野(副島 雄二 教授)のもと、入学時より肝移植治療へのlegitimate peripheral participationを通じ、本邦の脳死下臓器提供者数(0.88人/100万人)が他国と比べ極めて少ないことを知り、その要因を探るためのアンケート調査を行いました。学内およびSNSを通じて中学生以上を対象とし、803人から回収したアンケートをもとに、臓器提供に至る前にどのような情報が必要かを解析し、臓器提供までの具体的なプロセスを提案しました。今回の研究成果が、脳死下臓器提供につながる対話の促進に貢献することを期待します。


【稲田さんのコメント】
肝移植に興味があり、移植医療について学ぶ中で、臓器提供について何か学生の私にもできることがないかと考え、アンケート調査を始めました。移植外科の先生方をはじめとした多くの方のお力添えのおかげで、803人の方からの回答をいただきました。質的データの解析方法など悩むことは多くありましたが、指導教員の増田先生のもと解析を行い、この度優秀演題賞をいただくことができて本当に嬉しいです。今後も解析を続け、より良い研究となるように頑張っていきます。


【指導教員である消化器・移植・小児外科、医学教育研修センター、医療安全管理室 増田 雄一 准教授のコメント】
この発表を通じて、令和4年度医学教育モデルコアカリキュラムでいうRE、PS、IT、CS、CMを実践し、外科学の学術的な面に触れてもらうことができ、貴重な経験だったと思います。今後も稲田さんが「未来の社会や地域を見据え、多様な場や人をつなぎ活躍できる医療人」となれるように、多くの仲間とともにさらに楽しみながら成長することを願い、本学教員としてサポートしていきます。

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