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医学部循環病態学教室/バイオメディカル研究所の新藤隆行教授が松尾壽之賞を受賞しました
2023年07月27日 [受賞]
信州大学医学部循環病態学教室/バイオメディカル研究所の新藤隆行教授が第8回松尾壽之賞を受賞しました。
本賞は、国立循環器病研究センター名誉所長の故 松尾壽之先生の業績を称え顕彰するものです。松尾壽之先生は、世界的に大変著名な研究者であり、現在、心不全の診断や治療に広く用いられている「ナトリウム利尿ペプチドファミリー(ANP, BNP, CNP) 」をはじめ、多くのペプチドホルモンの発見者として知られています。さらに、1977年のAndrew Schally博士のノーベル賞受賞に大きく貢献し、その壮絶な研究競争の様を描いたノンフィクション小説「ノーベル賞の決闘(The Novel Duel, Nicholas Wade著(1981)」にも登場しています。
新藤隆行教授は、松尾壽之先生らが発見されたペプチドホルモンである「アドレノメデュリン」の研究に30年近くにわたってたずさわり、アドレノメデュリンの多彩な生理作用を制御している受容体活性調節タンパク「RAMPファミリ−」の働きを明らかとし、臨床応用への道筋を拓いた業績が評価されました。
信州大学医学部循環病態学教室HP
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