トピックス
基盤研究支援センターの吉沢 隆浩 助教が第8回日本筋学会学術集会でYoung Investigator Award優秀賞を受賞しました
2022年08月18日 [受賞]
令和4年8月5~6日に行われた日本筋学会学術集会において、信州大学基盤研究支援センター動物実験支援部門の吉沢 隆浩 助教が、Young Investigator Award優秀賞を受賞しました。
この賞は、優れた研究業績を発表し、将来の発展が期待される若手研究者(学位取得後12年未満)に対して授与されるものです。
今回の受賞は、未だ治療法の開発されていない疾患である顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー(FSHD)の疾患モデル動物の検討、治療薬候補物質のスクリーニング、疾患モデル動物へのヒット化合物投与による治療効果の解析といった一連の研究および、それによる将来的な治療法開発への可能性が評価されました。
FSHDは他の筋ジストロフィーの病型と比べると軽症で生命予後も良好とされる疾患ですが、筋力低下は患者の日常生活動作や生活の質の低下の原因になり、治療法開発が望まれています。自身もFSHD患者である吉沢助教の、患者としての情熱と研究者としての理性(知識や技術)および、医学部や農学部など多くの関係者との協力によって成された研究での受賞となりました。
受賞演題は以下の通りです。
「顔面肩甲上腕型筋ジストロフィーの治療法探索」
吉沢隆浩1、富山愛隆2、中澤博美2、畑志織2、柴直子3、高谷智英4、宮崎大吾5, 8、中田勉10、柴祐司3、中村昭則5, 7、古庄知己6, 9
1 信州大学基盤研究支援センター動物実験支援部門、2 信州大学医学部創薬科学講座、3 信州大学医学部再生医科学教室、4 信州大学農学部分子細胞機能学研究室、5 信州大学医学部内科学第三教室、6 信州大学医学部遺伝医学教室、7 国立病院機構まつもと医療センター臨床研究部、8 信州大学医学部附属病院信州診療連携センター難病相談支援部門、9 信州大学医学部附属病院遺伝子医療研究センター、10 信州大学基盤研究支援センター機器分析支援部門