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子どものこころの発達医学教室・精神医学教室の篠山大明准教授らのグループが、1歳半健診が発達障害の早期診断に有効であることを明らかにしました

2020年08月05日 [研究]

 信州大学医学部子どものこころの発達医学教室・精神医学教室の篠山大明准教授、本田秀夫教授、鷲塚伸介教授、および衛生学公衆衛生学教室の野見山哲生教授らの研究グループは、岡谷市および信濃医療福祉センターの協力を得て、2009年度から2011年度までの3年間に出生し同市で1歳半健診を受けた全幼児1,067名を対象に、発達障害の一種である自閉スペクトラム症の発生率とリスクファクターを調査しました。
 就学年齢までに3.1%の子どもが自閉スペクトラム症と診断されましたが、その多くが1歳半健診で運動能力と社会的コミュニケーション能力の障害を指摘されていました。この結果は、日本のほぼ全ての子どもが受ける1歳半健診によって自閉スペクトラム症が予測できることを示唆します。
 本研究は国際的に最も権威ある自閉症専門誌の1つである、Journal of Autism and Developmental Disorders誌に2020年7月21日、オンライン掲載されました。


プレスリリース (PDF 112KB)


【論文タイトルと著者】
タイトル:Brief Report: Cumulative Incidence of Autism Spectrum Disorder
Before School Entry in a Thoroughly Screened Population
著者:Daimei Sasayama· Tetsuya Kudo · Wakako Kaneko · Rie Kuge · Noriaki Koizumi· Tetsuo Nomiyama ·Shinsuke Washizuka · Hideo Honda
掲載誌:Journal of Autism and Developmental Disorders(オンライン掲載)
URL: https://link.springer.com/article/10.1007/s10803-020-04619-9



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