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代謝制御学教室の 田中直樹 准教授が第23回日本病態栄養学会年次学術集会において若手研究会長賞を受賞しました

2020年02月28日 [受賞][研究]

左から、王暁経 さん(博士4年)、田中直樹 准教授、Diao Pan さん(修士2年)
左から、王暁経 さん(博士4年)、田中直樹 准教授、Diao Pan さん(修士2年)

代謝制御学教室の 田中直樹 准教授が、2020年1月24~26日に国立京都国際会館で開催された第23回日本病態栄養学会年次学術集会において、若手研究会長賞 を受賞しました。受賞演題タイトルは「C型肝炎ウイルスによる脂肪肝・肝癌発症に対する食事中脂質の影響」です。


研究概要: コレステロールや飽和脂肪酸の多い食事は体に有害であると何となく知っています。コレステロールと飽和脂肪酸は同じ脂肪ですが、肝臓に与える影響は異なるのでしょうか。我々はカロリーを同じにし、コレステロール、飽和脂肪酸を増やした餌をC型肝炎コア蛋白トランスジェニックマウスにそれぞれ投与しました。どちらの食事でも肝腫瘍の発生頻度が増えますが、コレステロール食では飽和脂肪酸食に比し肝炎、酸化ストレス、肝線維化が顕著でありました。一方、飽和脂肪酸食ではコレステロール食に比し脂肪肝、細胞増殖シグナルの亢進が顕著でした。このように、同じ脂肪でも肝臓に与える影響は大きく異なっており、高脂肪食負荷の病態解析では食事中脂肪の質の影響にも注意する必要があると考えられました。この研究は大学院生の 王暁経 さん(博士4年)、Diao Pan さん(修士2年)と一緒に行ってきました。この場を借りまして深謝致します。(田中直樹)

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