薬剤部DXのご紹介

 薬剤部では、ITを活用することで業務をより効率的に行えるよう、積極的にこの分野の応用に取り組んでいます。ここでは、薬剤部が内製したアプリや普段業務で使用しているDXツールを紹介します。

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問い合わせ回答チャットボット

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問い合わせに回答するためのチャットボットです。当院では、職員向けチャットボットとして「プラナちゃん」が運用されています。薬剤部のチャットボットは「プラナちゃん」を参考に内製されたキーワード応答型チャットボットです。現在は部内限定で試運用中です。問い合わせ対応時間の節約に期待されます。



デフォルト用法

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当院では、ビスホスホネート製剤など用法が一定である薬剤を対象に、デフォルト用法を導入しています。薬剤名を入力するとそれに適した用法が自動的に選択されます。対象薬剤の疑義照会件数が減少し、業務負担の軽減に繋がりました。



温度記録出力ロボット(RPA導入事例)

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薬剤部では、医薬品および治験薬を適正に管理するため、室温、冷蔵、冷凍、超低温、恒温の各温度帯で管理ができる保管庫を備えており、保管庫全てに温度記録・監視用の温度ロガーを設置しています。
この温度ロガーで記録された温度記録を抽出・出力する作業をRPA(Robotic Process Automation)を活用して「温度記録出力ロボット」に置き換えることにより、温度記録を保存・出力する作業を全て自動化しました。
RPAの導入は、これまで薬剤師が手動で行ってきた温度記録の抽出・出力作業が不要になり、業務効率化に役立つだけでなく、データの抽出忘れによるデータ欠落など人為的なミスの発生防止に貢献しています。



Googleカレンダー

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DI室では Google Workspace のカレンダー機能を用いて、担当者のスケジュールを共有しています。カレンダーは、DI室の壁掛けのモニターに表示しており、一目で現在のスケジュールが見られるようになっています。また、このスケジュールの管理は薬剤助手(非薬剤師)の方に行ってもらっています。



薬剤部データベース

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薬剤部が内製した医薬品のデータベースです。薬剤の基本情報、運用にまつわる情報、薬事委員会関連情報などを一元管理するために作成されました。現在は3800品目の情報があり、DI室が管理を行っています。部内限定で利用しています。



資材請求掲示板

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薬剤部では、外来部門からの請求品として、医薬品のパンフレットや練習用キットなども管理しています。この資材の請求をいつでも簡便に入力し、後から発注内容を確認しやすいように、電子掲示板を作成しました。掲示板はイントラネット上で運用しています。部署間の連絡を円滑に行えるようにすることが目標です。



薬剤部ポータルサイト(DI-Update)

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添付文書改訂情報やヒアリング薬剤について、薬剤部員に周知することを目的としたウェブページです。また、普段業務でよく使うファイル等へのリンク集にもなっています。薬剤部には他職種向けの院内HPがありますが、これとは別に、部員の便宜を図った内容にフォーカスしたものになっています。DI室で管理しており、部内限定で閲覧できます。



医薬品充填管理システム

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調剤室で使用しているシステムです。医薬品の包装箱に印字されたGS1-128のバーコードをバーコードスキャナーで読み取ることで、使用期限とロットを登録できます。登録した情報は、使用期限をソートして出力したり、ロットを検索したりできます。医薬品の適正な管理に役立っています。



日誌作成システム

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手術室薬剤師とDI室が使用しているシステムです。クリック操作だけで、だれがどんな業務をどの時間帯に行ったかを登録できます。日誌は1日の終わりにPDF出力してファイリングしています。



手術室麻薬帳簿システム

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手術室の薬剤師が使用しているシステムです。クリック操作で、その日の手術患者さんに何本の麻薬を払い出したかを登録できます。現在庫の計算を自動的に行うため、金庫内の在庫確認の際に役立っています。



病棟記録テンプレート

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病棟で薬剤指導を行ったあとに記載する記録をテンプレート化したものです。チェックボックスやプルダウンから内容を入力することで簡単な操作で、標準的な記録の文章を出力できます。記録作成の省力化、標準化につながることを目指しています。現在は、麻薬の指導記録のものがあり、今後対象範囲を拡張していく予定です。



シフト作成アプリ

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薬剤部では平日5日間のシフトを作成し、部員がシフトを参照してスケジュールを管理できるようにしています。このシフト作成にあたり、休みや夜勤の名前をシフト表から消去したり、逆に不在の部員がいると、だれが足りないかを自動的に通知してくれるシステムを利用しています。名前の漏れなどのヒューマンエラーを防止し、シフトを効率的に作成することに役立っています。



CYP相互作用計算アプリ

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CR-IR法を用いてCYPを介した相互作用を解析する手法があります。このアプリでは公開されているCR-IR法の情報をもとにCYPによる相互作用でAUC(血中濃度曲線下面積)が何倍になるかを推算します。相互作用に悩んだときに利用しています。



お問い合わせ先

信州大学医学部附属病院 薬剤部 医薬品情報管理室
TEL: 0263-37-3022(平日9時~17時)(医薬品情報管理室から担当者へ繋ぎます)
E-mail: druginfo◎shinshu-u.ac.jp(メールでのお問い合わせの際は、◎を@に変更して下さい)

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