2021年度現代産業論「"Society 5.0"」を開講します
2021. 03.25
- お知らせ
2021年度の現代産業論は、"Society 5.0"をテーマとします。AIや IoT、ロボット、ブロックチェーンなどの技術によって、データを核に、社会の大きな変革が期待されます。また、新型コロナウイルス感染症がもたらした危機は、経済社会のデジタル革新(Digital Transformation)を迫っています。こうした中、社会がいかに変わっていくか、その実現の課題は何かなどを、各界の方々のビジョンや取り組みなどを通して学んでいきます。
"Society 5.0"は、狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会に続く第5の社会として提唱された考え方です。この新たな社会では、IoT(Internet of Things)で全ての人とモノがつながり、膨大な情報(ビッグデータ)が共有され、これを人工知能(AI)が解析し、その結果が端末やロボットなどを通して人間にフィードバックされるようになります。それによって、これまでには出来なかった新たな価値が産業や社会にもたらされ、あらゆる分野に革新が生まれ、経済成長を実現しつつ、人々の暮らしや社会全体の最適化につながることが期待されます。
一方、新型コロナウイルス感染症の世界的蔓延は、感染拡大とともに人やモノの国内外の流れを抑制し、ビジネスから暮らしまで大きな影響をもたらしています。こうしたリスクを克服するために、時間や空間の制約を乗り越えるDX(Digital Transformation)があらゆる方面に急速に求められています。
こうした社会の実現は大きな変革を伴い、決して容易なものではありませんが、文明の転換点とうたわれるこの課題をどう捉え、いかなる戦略をもって臨もうとしているか、最前線に立つ企業の経営幹部や政府の政策幹部からお話を伺い、受講者一人ひとりが"Society 5.0"への変革の中でどう行動するか、考えていくことを目的としています。
なお、本年度は、新型コロナウイルス感染症対策のため、前期の市民開放授業を実施しないことから、一般聴講の募集は行いません。聴講をご予定・ご希望されていた方には大変申し訳ございませんが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。なお、講義の概要はホームページに掲載いたします。
講師及び講義日程
【全て水曜日】(※ご講義のタイトルは仮題です。また、役職名は3月時点のものです。)
4月7日(水)13:30から、学生向けガイダンス(30分程度)を実施します。
第1回 | 4月21日(水) |
柳 孝 氏 「『総合知による社会変革』と『知・人への投資』の好循環~Society5.0の実現に向けて~」 |
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第2回 | 4月28日(水) |
石山 洸 氏 「AI活用による"Well-Being"の向上 ~アフターコロナ時代のSociety5.0に向けて~」 |
第3回 | 5月12日(水) |
川上 登福 氏 「デジタル・AI時代の経営」 |
第4回 | 5月19日(水) |
飯島 智 氏 「伊那市版ローカルGovTechによるスーパーエコポリスの実現」 |
第5回 | 5月26日(水) |
甲斐 隆嗣 氏 「Society5.0実現への取組み」 |
第6回 | 6月9日(水) |
岩野 和生 氏 「デジタル変革の可能性」 |
第7回 | 6月16日(水) |
小林 憲明 氏 「バイオ戦略における国家プロジェクトの取組みとKIRINグループの取組みについて」 |
第8回 | 6月23日(水) |
松尾 元信 氏 「金融庁のデジタル化戦略」 |
講義時間
13:30~15:30【講義約100分、その後質疑応答20~30分】
場所
お問い合せ先
信州大学 経法学部 学務グループ
電話 : 0263-37-3318
お問い合わせ時間 : 平日 午前9時から午後5時まで
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