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第2回ブラジル・日本国際セミナーの開催及びリオデジャネイロの労働高等裁判所訪問

第2回ブラジル・日本国際セミナーの開催及びリオデジャネイロの労働高等裁判所訪問

2019. 10.09

  • お知らせ

 2019年9月16・17日にブラジルのサンパウロ大学にて、第2回ブラジル・日本国際セミナー「訴訟と社会~文化的多様性とグローバルチャレンジ~」を開催しました。2018年1月に本学部で開催した第1回セミナーに続くもので、2回目の同大学との共催セミナーとなりました。
 日本からは山沖学部長をはじめ14名が参加し、労働法改革、裁判外紛争解決手続き及び司法取引等をテーマに、ブラジルの研究者や法曹関係者等と比較法的な観点からの議論を行いました。セミナーには100名を超える聴衆が参加し、質疑応答時には活発な意見交換が繰り広げられ、実り多きセミナーとなりました。
 セミナーに先立ち、本学部の関係者は、サンパウロ大学のフロリアーノ・デ・アゼヴェド・マルケス・ネト法学部長を表敬訪問し、両者でサンパウロ大学と信州大学間の学術交流の重要性を確認しました。
 そのほか、ブラジル滞在中には、現地の日系企業の顧問をつとめるサトウ・ジルセウ弁護士との意見交換会やリオデジャネイロ州立大学のサトミ・タカノ・キタハラ准教授やエリーザ・マサエ・ササキ准教授との意見交換会も行われました。
 さらに、歴史を誇るリオデジャネイロ労働高等裁判所への視察も行いました。一昨年の第1回セミナーからご参加いただいているジョアン・レンダ・レアル・フェルナンデス労働裁判官による引率の下、労働高等裁判所のジョゼ・ダ・フォンセッカ・マーティンス・ジュニオール長官を表敬訪問し、温かい歓迎を受けました。裁判所ではインターネットを介した訴訟手続きの流れを説明していただくとともに、紛争解決センターや裁判官養成学校の概要等についても熱心に案内していただきました。今回の視察については、即日、労働高等裁判所のURLにもとりあげられ、日伯の法学分野における貴重な交流となりました。

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