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西田 拓生 先生(西田技研工業株式会社 代表取締役社長) の講義が行われました

西田 拓生 先生(西田技研工業株式会社 代表取締役社長) の講義が行われました

2022. 11.16

  • 経営者と企業

 2022年11月16日、2022年度「経営者と企業」第5回の講義として、西田技研工業株式会社 代表取締役社長 西田 拓生 氏から「ある会社経営者の考え」と題して講義が行われました。

 2017年で創立60周年を迎えた西田技研工業株式会社は、上田市に本社を置き、生産用機械器具を製造、特に射出成形機の加工・組立、半導体製造設備の設計・製作、専用工作機械の設計・製作、大型精密機械による加工を得意としています。

 西田氏は、1993年に大学院を修了後、技術職として日本電気株式会社へ入社されました。同社では、半導体製造のプロセスの開発等で経験を積まれます。その後、父親である前社長からの要望を受け、「職場をなくしちゃいけない」という思いから、前職を御退職し地元に戻り、西田技研工業株式会社へ入社することを決意されます。中小企業大学校にて経営後継者としての実践的知識を一年間学ばれた後、1997年に西田技研工業株式会社へ入社、2011年に同社代表取締役社長に就任され、現在に至ります。

 同社では、鋳物の加工や大きなモノの高精度加工が得意であること、また、一貫生産体制を活かした提案が可能であることが自社の「強み」であると御説明があり、「SWOT分析」(組織や事業の内部環境を「強み(Strength)」と「弱み(Weakness)」、外部環境を「機会(Opportunity)」と「脅威(Threat)」の4つの項目で事業を整理し、戦略分析する手法)について御紹介いただきました。
 西田氏は、自社で行った「SWOT分析」を一例に、大学生活を送る中で「自分が得意なことを見つけて伸ばしていってもらいたい。」とお話しいただきました。

 西田氏は、本講義を受講する学生と同年代の御家族をお持ちでもあります。御自身の豊富な御経験や御家族にまつわるお話も交えながら、「人生は上手くいくことばかりでは無いが、自分が大事と思っていることで一番になれたらいい。健康を第一に、自ら行動し、たくさん学んで欲しい。」と、学生にエールを送られました。

  • 西田技研工業(株) 代表取締役社長 西田拓生氏
  • 講義風景

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