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萩本 範史 先生(多摩川精機(株)取締役副会長)の講義が行われました

萩本 範史 先生(多摩川精機(株)取締役副会長)の講義が行われました

2017. 04.19

  • 現代産業論

 平成29年4月19日、平成29年度現代産業論(産業論特論)第1回の講義として、多摩川精機(株)取締役副会長の萩本 範史 氏から「グローバル時代における地域企業のイノベーション戦略<航空機産業の現状と未来>」と題して講義が行われました。
 プラザ合意やバブル崩壊、リーマンショック等で大打撃に翻弄されてきた日本の製造業の歴史を振り返りながら、バブル崩壊後に多摩川精機(株)が創業の精神に立ち返って東京から飯田市へ本社を移転した経緯や、航空機に対するニーズが特にアジアにおいて急増する予測があるにもかかわらず、日本ではまだまだ未成熟な分野であること等についてご説明いただきました。同社が本社をおく南信州地域は日本の航空機産業の集積地である名古屋地域にも近く、地域の既存技術を磨けば航空機システムの装備品分野で発展の可能性があり、そのための特区や共同受注組織を立ち上げるなど取り組んできたことをご講義いただきました。また、航空機の製造は裾野の広い分野であること、製造だけでなく飛行場での整備を含めた航空機の効率的なオペレーションにも繋がる分野であることなどをお話しいただきました。

  • 多摩川精機(株)取締役副会長 萩本範史 氏
  • 講義風景

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