教員紹介

山田 健三

やまだ けんぞう

山田 健三

日本語学 教授

研究分野 日本語学および日本語史研究

現在の研究テーマ

▼日本語の様々なシステム(音韻,文法,書記)とその歴史的変化の実態と要因を探るのが「好物」です。
▼目下の関心課題は「日本語書記技術システム史研究」。平仮名の成立などについては,従来の常識的な見方に疑 義を唱え,再検討を行っています。
▼仮名の成立問題は日本列島だけではなく,大陸や半島を含めた東アジアで考える必要のあること,などの研究を 公表しています。我々がこれまでに「常識」として受け入れてきたことの研究成果基盤には,必ずしも堅固ではな い場合が少なくありません。
▼現在は文字だけではなく「句読法」を含めた「書記システム」全体から日本語の書記方法変遷の実態と要因解明 に向かおうとしています。
▼世界で3種の文字(漢字・平仮名・カタカナ)を使用する書記形態をとっているのは,日本語くらいです。その 歴史的必然や現代的意味の解明にも腐心しています。
▼日本語の古辞書や,現代語のフシギの解明もやってます。(業績リスト参照)

研究から広がる未来と将来の進路

 研究室で学んだ学生さんは,人文学部が最も重視する「実践知」が活かせる場,公務員,中学・高校教員,民間企業など多方面で活躍しています。 大学院(修士課程)に進学した上で更に分析能力に磨きをかけ,公務員,高校教員,民間企業で活躍する修了生や,更に他大学大学院(博士課程) に進学し,大学教員になる学生など多種多様です。

主要学術研究業績

【著書】
山田健三解題(2017)単著『和名類聚抄 高山寺本』(新天理図書館善本叢書)八木書店
山田健三(1994)共著『日本古辞書を学ぶ人のために』世界思想社,他
【論文】
山田健三(2018)仮名をめぐるターミノロジー(『信州大学人文科学論集』5(通巻 52)号)
山田健三(2017)和名抄にみる古点以前の万葉集(『万葉集研究 37 集』塙書房) 山田健三(2016)草体漢字と字体標準(『漢字字体史研究〔二〕・字体と漢字情報』勉誠出版)
山田健三(2015)「成立期の仮名」をめぐる日本語書記システム史上の諸問題(『日本史研究』639 号)
山田健三・奥瀬真紀(2014)敬語接頭辞「オ -/ ゴ -(御)」の使い分け原理試論:ポライトネス理論の視点から(『信州大学人文科学論集』1              (通巻)48 号)
山田健三(2004)係り結び・再考(『国語国文』73-11)
山田健三(1998)しほといふ文字は何れのへんにか侍らん:辞書生活史から(『国語国文』68-12),他

所属学会と学会での活動

所属学会は,日本語学会(平成 25 年 6 月~ 28 年 5 月は編集委員(含査読委員)),日本言語学会,訓点語学会,日本方言研究会など。

経歴

愛知県名古屋市出身。名古屋大学大学院文学研究科博士課程後期。愛知女子短期大学人文学科(平成元年 4 月~ 3 年 3 月),愛知学院大学 教養部(平成 3 年 4 月~平成 10 年 3 月)を経て,平成 10 年(1998)4 月より信州大学人文学部。平成 21 年 4 月より教授。平成 29 年 4 月より平成 31 年 3 月まで人文学部長。

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日本語の史的研究。平安・鎌倉期の古辞書を中心として、言語生活を考察する辞書生活史や、日本語史としての大きな流れを、特に文法史、書記史などのレベルで見直す作業を主に行っている。また、言語変化現象そのものにも関心があり、古文献とともに方言資料も扱かう。

教員 BLOG

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【学部長室から】信大校友会メディア関係者交流会

【学部長室から】2018-2-27 信州大学人文学部とレーゲンスブルク大学言語コミュニケーションセンターとの交流協定(挨拶)

【学部長室から】学生街というパレット

【学部長室から】人文学はスルメであり、松明である。

【学部長室から】街は大学を育み、大学は街を育む。

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