教員紹介

渡邉 綾

わたなべ あや

渡邉 綾

文化情報論・社会学 助教

研究分野 教育社会学

現在の研究テーマ

1.教育実践の組織化・正統化研究

現代社会において「何が・どのように教えられるべきこと」とされ,教育実践として具体化されているのかを研究しています。具体的には,学校教育で行われている農業体験学習などを対象に,農業就業者が減少する中で,なぜ・どのように学校教育で農業体験学習を実施することが正統化されているのかを実践者たちの論理に着目して明らかにすることに取り組んでいます。

2.野外体験活動における教育技法の研究

子どもそれぞれの特性への対応,地域資源の教育的活用などの観点から,画一的な教室での教育の見直しが求められています。こうした状況のなかで,「適切な教育」としての正統性を維持しつつ, どのように教育空間や教育内容・方法を組み替えているのかに関心をもっています。具体的には野外・自然体験などを重視した教育活動を対象に研究を進めています。



研究から広がる未来と将来の進路

「学校でなんでこんなこと勉強するんだろう?」みなさん,そう思ったことはありませんか?または,「もっとこういうこと教えてほしいのに!」と思ったこともあるかもしれません。学校教育では,社会におけるすべての知識や情報を扱うわけではなく,社会状況や時代の要請を受けて「適切」だと思われる内容や教育方法に変換され,教えられています。本研究では,学校と社会とのズレに着目し,学校教育における「何を・どのように教えるか」という選択がどのような論理で行われているのかを明らかにすることを目指します。その問いを解き明かすことで,私たちが「当たり前」だと思っていた学校教育の姿を改めて問い直す手がかりを提供したいと考えています。

主要学術研究業績

渡邉綾,2025,『学校における教育実践の組織化原理に関する社会学的研究 : 小学校における農業体験学習を事例として』一橋大学社会学研究科博士論文.
渡邉綾,2024,「公立小学校における農業体験学習の実施状況についての調査研究」『農業問題研究』第55巻第1号,pp.47-55.
渡邉綾,2023,「学校教育における正統な教育実践の組織化過程:小学校における農業体験学習を事例として」『教育社会学研究』第112集,pp.147-168.

所属学会と学会での活動

日本教育学会,日本教育社会学会,農業問題研究学会

経歴

2025年 一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。社会学(博士)。2025年4月東京都立大学子ども・若者貧困研究センター特任研究員を経て,2026年4月より現職。

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