教員紹介

つじ りゅうへい

辻 竜平

社会学 教授

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3.研究活動

日本社会学会で発表してきました

11月23日(日)仙台日帰りで日本社会学会に参加してきました.11月2日(日)・3日(月)の日本社会心理学会に続いて今年最後の学会参加でした.
23日は学会初日で,朝一番の「研究法・調査法」部会のトップバッターとして発表しました.タイトルは,「直接的・間接的にアクセス可能な 他者と地位達成:ポジション・ジェネレータを用いて」でした.
発表の内容は,次のようなものでした.まず,パーソナル・ネットワーク研究でこれまで用いられてきたポジション・ジェネレータというネットワークの測度 を改良し,調査対象者の直接の知り合いだけでなく,間接的な知り合いについても測定できるように試みた点が新しい点です.また,そうして測定された直接 的・間接的にアクセス可能な他者について,その他者数から得られた指標値と,その他者の職業威信スコアから得られた2つの指標値という,計3つの指標を直 接関係・間接関係ごとに算出しました.これらを主成分分析にかけたところ,威信スコアをもとにした直接因子と間接因子,人数をもとにした人数因子に分かれ ました.そして,それらの3つの因子を独立変数,調査対象者本人の職業威信スコア(達成地位)を従属変数とし,いくつかの変数を統制して重回帰分析を行っ たところ,直接因子と間接因子が本人の達成地位に効果を持つことが分かりました.人数因子の効果はなかったのですが,しかし,この因子も電話帳法による知 人数推定値との相関はr=.42と高く,測定自体は悪くないようです.というような話でした.
朝一番なので,あまりオーディエンスもなく楽かなと予想していましたが,予想外に3人から質問が出て反応はよかったです.これからやってみるべき分析のヒントをもらうなど,充実したひとときを過ごせました.
今回は,社会学者としての再出発(前任校では,社会心理学の担当教員という微妙な立場でした)ということもあり,1日だけとはいえ精力的に発表を聞きま した.いくつか印象的な発表もありました.1つ1つは取り上げませんが,それでも記しておきたいことは,新しく学部の同僚となった文化情報論分野の祐成先 生のご発表を拝聴したことです.先生が行われてきた研究の一端をかいま見ることができ,最近出版された大著をこれから拝読する手がかりになりそうです.
しかし,日帰りはあまりにも忙しかったです.ろくろくご挨拶もしなかったり,来ているはずの人の顔を見ることさえなかったり,残念でした.また,ゆっく りとお話しできればと思いました.お話しできた方からは,新生活はどうですかというような質問を受けました.みなさん私のことを心配していただいていたよ うでうれしかったです.全てがよいとまで言いませんが,研究環境や学生の質にも恵まれていますと答えておきました.
日帰りで朝昼ともコンビニでしたので,帰りの電車の中で網焼き牛タン弁当を食べて少しだけ仙台を味わいました.密度の高い充実した一日となりました.

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