現在、伊那市高遠町歴史博物館で特別展「高遠城と武田家～伊奈の武田文書～」を行っています。
上伊那に残る武田文書を全部集めたということで、文書16点が展示されています。このほかに高遠城の絵図など合わせて46点の展示です。

この文書は鉾持神社所蔵で、番匠に宛てたものですが、番匠関係の文書が何点も出ていて、高遠の特徴を見ることができます。
また永禄5年（1562）武田勝頼が高遠を支配していた頃の年貢割り付けも出ています。
興味深いのは武田勝頼の祖母が出した書状で、朱印が捺されています。
おそらく今後、こうした機会はないと思いますので、興味のある人は出かけたらいかがでしょうか。

このように多くの人が来ています。なおこの写真は館長さんの許可を得て撮ったものです。前掲の文書は、これ以前に調査をしたときのもので、これも許可を得ています。
5月27日までやっていますので、武田文書に興味のある人は是非とも出かけてみてください。
ちなみに、本日は高遠城の桜も満開でした。

天気がよかったので空が青く、南アルプスの仙丈岳もくっきりと見えました。
お花見のついでに、本物の武田家関係文書に接してみてください。