教員紹介

野津 寛

のつ ひろし

野津 寛

比較文学 教授

研究分野 西洋古典学 古代ギリシア語 ラテン語

現在の研究テーマ

1.古代ギリシア演劇,特に前5世紀の喜劇詩人アリストパネース。アリストパネースの喜劇作品の韻律とリ ズムの構造を,個々の作品全体に則して明らかにすること。「基盤研究 (C)2007-2008 古代ギリシア演劇に おける演劇構造と本文校訂の研究」
2.西洋古典文学の研究。特にホメーロスとアープレーユス『変身物語』。
3.文学言語としてのラテン語の発生と発展の歴史。ラテン語を古代ローマの言語としてではなく,ヨーロッパを 造った文学言語・文化言語・普遍語として捉え,ヨーロッパ文学と西洋の様々な文化の起源を,中世のラテン 語文学と古代ローマの古典ラテン語文学を経て,古代ギリシアのホメーロスまでさかのぼる比較文学・比較文 化・受容史的研究。
4.近代日本におけるギリシア演劇の受容研究。「基盤研究 (C)2017-2019 日本におけるギリシア演劇の受容と 世界的発信に関する実証的総合研究」

研究から広がる未来と将来の進路

 西洋古典の学習・研究にはギリシアとラテン語のみならず英語,仏語,ドイツ語等,近代語の能力が不可欠。狭義の文学だけではなく哲学・ 歴史・宗教・科学・政治・法律・科学に対する深い理解が必要。周囲の無責任な発言に惑わされることなく,本物の広い教養を身に着け, 世界に通用する人間になれば自ずと道は開けるでしょう。

主要学術研究業績

学位論文:La structure symeétrique et la composition eurythmique de deux comédies d‘Aristophane: Les Acharniens et Les Oiseaux ( フランス国立リモージュ大学 2003).

著書:▶『ギリシア喜劇全集 1, 4, 8, 別巻』(共著 , 岩波書店 2008-11). ▶『羅和辞典』( 共著 , 研究社 2009),『ラテン語名句小辞典』( 単著 , 研究社 2010). ▶『ラ・トゥール ― フランス語初級文法と会話』( 共著 , 駿河台出版社 2013). ▶『西洋古典のすすめ : シリーズ・ヨーロッ パの文化 2) 』( 共著 , 成城大学 , 2015).

学術論文:▶ "比較文学としてのラテン文学:(1) Acquired Language", 信州大学人文科学論集1, 185-209 (単著 2014). ▶"L'Odyssée et les Métamorphoses d'Apulée", 信州大学人文科学論集 2, 177-187 (単著 2015). ▶"Traductions japonaises d’Homère", 信州大学人文科学論集3, 83-88, ( 単 著 , 2016). ▶"Métamorphose et exil chez Ovide et Apulée: Première Partie:《carmen et error》", 信州大学人文科学論集 4, 133-139, 単著 2017). ▶"Re-Examination of the Prologue Speaker Problem in Apuleius' Metamorphoses", 信州大学人文科学論集 5,85-92 (2018 単著 ). ▶"Embedded Tales and the Story of Lucius: Psyche-Charite-Lucius and Other Parallel Narratives", 信州大学人文科学論集6, p.123-130 (単著 2019年). ▶"Miyagi’s Antigones, Three Productions: Tokyo 2004, SPAC May 2017, and Avignon July 2017", Συναγωνίζεσθαι, Studies in Honour of Guido Avezzù, Skenè Studies I-1 (ed. Silvia Bigliazzi etc.), p.881-922 (Adele Scafuro 氏と共著 2019年). ▶"Fixed Structures of Noh compared to Those of Greek Theatre",『東京大学草創期とその周辺:2014-2018年度多分野交流演習「東京大学草創期の授業再現」報告集』, p.158-163 (単著 20193月).

所属学会と学会での活動

日本西洋古典学会(会員)
日仏ギリシア・ローマ学会(事務局長)

経歴

2004-2007, 信州大学人文学部 助教授
2007-2015, 信州大学人文学部 准教授
2015-, 信州大学人文学部 教授

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古代ギリシア演劇、特に前5世紀の喜劇詩人アリストパネースに関心を持っています。また、ラテン語の文学言語としての発生と発展の歴史にも関心があります。ヨーロッパ文学の起源を、ローマを経て、ホメーロスまでさかのぼります。主に古代ギリシア・ローマの言語と文学の受容の歴史に関して、教育・研究しています。全学教育機構で、西洋古典語(ギリシア語とラテン語)のゼミも担当中です。

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