教員紹介

教員 BLOG

一覧を見る
研究

小田嶽夫の『魯迅伝』

小田嶽夫(おだ・たけお)という作家がいます。 今日の文学史からいえば、マイナーな感は否めないのですけれど、それでも太宰治も村上春樹もとれなかった芥川賞の第3回受賞者なのです(受賞作は「城外」)。その小田嶽夫について、ここ数年、集中的に研究をつづけています。 この度、その研究成果の一端として、「小田嶽夫『魯迅伝』の形成と変容(一九四〇~一九六六)」という論文を発表しました。『魯迅伝』というテキストは、小田の代表作の1つなのですが、その本文は、初出から単行本にかけて、6つものバージョンが存在するのです。今回は、6種の本文異同を検証した上で、歴史的な視座からその変容についての意味づけを試みました。

トップページ 教員紹介 ブログ 小田嶽夫の『魯迅伝』

ページの先頭へもどる