2009年度からゼミで読んでいる雑誌『白樺』ゆかりの地に、ここのところ立て続けに行ってきました。まずは、『白樺』同人がつくろうと思って果たせなかった「幻の美術館」ともいわれる、清春白樺美術館（山梨県北杜市）です。武者小路実篤や有島武郎の直筆書簡・色紙等の他、梅原龍三郎やルオーの絵画作品など、貴重なものをたくさんみることができました。

• 清春芸術村

もう１つは、志賀直哉が８年住んだこともあって、白樺関連人脈の一拠点ともなった、千葉県は手賀沼のほとり、我孫子にある、我孫子市白樺文学館です。こちらでは、志賀直哉や武者小路実篤の直筆をみることができる他、漱石の書簡、有島の書、武者の彫刻なども、小さいスペースながらみることができました。また、柳宗悦、バーナード・リーチら、民芸関係の資料・作品も多数あります。資料室には、『白樺』全号の、原紙の他、関連書籍がたくさんありました。

• 我孫子市白樺文学館