教員紹介

はやさか としひろ

早坂 俊廣

哲学・芸術論 教授

教員 BLOG

一覧を見る

紹興の学会と桐郷の調査

分科会の様子

前便ブログで記しましたように、10月31日に紹興で開催された「2024陽明心学大会」に参加しました。今年は、とても偉い方が出席されるとのことで、中国の学会で始めて「スーツとネクタイの着用」が求められました。私にそれを伝えてくれた若手研究者はスーツもネクタイも着けていませんでしたが、大会の前の方に座っている方々はちゃんと着用されていましたので、日本から持参して良かったと思いました。

崇德孔廟

午後の分科会では、「発表者が多いので」という理由で、各人の持ち時間「9分」と(やはり今年も紹興に着いた後で)伝えられました。復旦大学哲学学院での2時間を思えば、ずいぶん気が楽になりました。「陽明心学大会」(改めて考えると、すごい名称ですね・・・)をぶじ終えた後、浙江省嘉興市の「桐郷市」を調査する機会を得ました。上海と杭州の中間にあり、これまでずっと素通りしてきた土地です。

張履祥墓

杭州師範大学の申緒璐先生が運転してくださり、同じく杭州師範大学の張天傑先生が案内してくださいました。桐郷は張先生の故郷ということで、ずいぶんディープな地点(張一族の故居とか)を見て廻ることができました。私の研究テーマとの絡みで言えば、張履祥(1611-1674)や呂留良(1629-1683)の関連史跡を実見できたことは大きな収穫でした。また、文献で見かけてよく分からなかった地名がここ桐郷のものであることが確認できて、飛び上がりたくなるくらい嬉しかったです(決して誇張表現ではありません)。貴重な機会をくださった申先生と張先生に(もちろん、陽明心学大会に招聘してくださった銭明先生にも)心より感謝申し上げます。

トップページ 教員紹介 早坂 俊廣 ブログ 紹興の学会と桐郷の調査

ページの先頭へもどる