はやさか としひろ
早坂 俊廣
哲学・芸術論 教授
教員 BLOG
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先日、本当に久しぶりに(30年ぶり?)広島市の「母校」を訪れることが出来ました。とは言っても、私の母校・広島大学は、とっくの昔に東広島市に移転しています。私が昭和59年4月から平成5年3月まで通った東千田キャンパスは、今では何の面影もなく、きれいさっばり公園と高層マンションになっていました。これまでも、この地を車窓から眺める機会は一二度ありましたが、公園に足を踏み入れるのは今回が初めてです。
就職後、統合移転先の東広島市の新キャンパスには、何度か訪れたことはありますが、全く縁の無い場所ですので、特に何の感慨も湧いてきませんでした。ただ、今回は、当時を思い起こさせる建物は、被爆遺跡として保存された旧・理学部校舎ぐらいしか残っていないにも拘わらず(キャンパス外には、正門前の古本屋や裏門近くの喫茶店が無事残っていて、涙が出そうになりましたが・・・)、「確かに、自分はここで、貴重な青春時代を過ごしたのだ!」という感慨、「ここで過ごした日々こそが、今の自分の礎になっているんだ!」という確信がふつふつと湧いてきました(「ただ単に、お前が年老いただけのことだよ!!!」というツッコミの声とともに・・・)。
この春に、信州大学人文学部を卒業・修了された皆さん。信州大学人文学部はここにあります(松本市旭です!) 何かあれば(何も無くても)、いつでも訪問してください。
この春に、信州大学人文学部に入学・進学される皆さん。この場所が皆さんの人生の礎(踏み台でも構いません)になることを願っています。お会いできることを楽しみにしています。