教員紹介

はやさか としひろ

早坂 俊廣

哲学・芸術論 教授

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中国関係

杭州便りその3

拱宸橋

拱宸橋

 杭州の観光資源として、まず誰もが「西湖」をあげることでしょう。しかし、ここ最近、「京杭運河」の観光開発にも力が注がれているようです。「拱宸橋」という杭州のランドマーク的な古橋付近にいくつかの博物館が出来たようなので、友人からいただいた自転車に乗って橋のふもとに行ってみました。  「拱宸橋」というのは、15年前も地名としては認識していましたが、橋が現存しているというのは恥ずかしながら知りませんでした。行ってみると、非常におもむきのある橋でした。こちらで買ったガイドブックには、300年以上の歴史があると記されていましたが、清代に一度、建て替えをしているようです。

運河博物館

 橋の東側は大きな広場になっていて、巨大なホテルや人民政府の建物がそびえ立っていました。広場では、何かイベントをやっていました。それらを横目に見つつ、「京杭運河博物館」に入りました。歴史家がどう評価するかは分かりませんが、非常にわかりやすい展示で勉強になりました。運河の歴史を紹介する巨大スクリーンの映像はコンピュータグラフィックを駆使しており、今の中国を象徴しているようです。  橋の西側には、町並み保存地区がありました。歴史のある薬問屋が今でもいくつも店を構えていて、さながら「漢方博物館」のようでした。この区画には、さらに「扇」「刀剪」「傘」の博物館がそれぞれあり、杭州という街のさまざまな側面を教えてくれています。  大満足の調査でした。知り合いが今度来たら、是非とも連れて行きたいと思いました。

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